2010年1月17日日曜日
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株価と円安と庶民の暮らし
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2 件のコメント:
1月からブログを読み始めました。
成人式はいいですね。
1月17日は震災の日です。
15年前、震災にあった芦屋市立精道小学校の『祈り』という文集の中から
当時小学校6年生の女の子が書いた作文をABCラジオで放送されていました。
純粋な子供の気持ちに触れたので、紹介させていただきます。
『いのち』
『命について私は考えたことがなかった。
だけど1月17日の大震災、すみれや縦割りペアのヨネズ君、お兄ちゃんの友達の家族やミニバスの先輩、私のよく知っている人たち十数人が死んでしまった。
人の死は、初めて私のそばにやってきたんだ。
命は弱いと思う。
人の命が地球と同じなんて絶対嘘だ。
およそ5千人の命がたった20秒で次々となくなってしまうなんて信じられなかった。
人の命はそんなにもろいものなのだろうか。
でも、いろんなニュースを見ているうちに弱いだけの命では無いのかも知れないと思った。
崩れた建物から助け出された人々、重い重いコンクリートや木材の中を生きぬいた命。
すごく強いと思う。
では、生きてる私と死んだすみれはなにがちがうのだろう。
まず私、ご飯食べてて寝たり起きたりしている、学校へ行ってみんなと話して笑ったり、怒ったり、泣いたりしている。
すみれ、冷たい石の中で姿を変えている。
全然動かない。
人が死ぬということが少しわかって、全然わからなくなった。
私とすみれはまったく正反対になってしまった。
今回の震災で生きていることがすごくいいことだと考え直された。
死ぬと何もできなくなってしまうけど、生きている限り夢や可能性は無限だ。
たった一度の人生だから、みんなみんな死ぬまでにたくさん思い出を残そうとして必死で生きているんだ。
死んだって、そこでその人がばったり終わってしまう訳じゃないんだと思う。
他の人の心の中で第二の人生が始まるんだ。
生きていること、それは困難の壁にぶつかりそれを乗り越えること。
約束された死までの時間を輝くものにすること。
死んでしまうこと、それは輝く人生を終え他の人の心のなかで永遠に生きていくこと。』
ありがとうございます。
尊い『いのち』をご紹介いただき、本当に、ありがとうございました。私は、はじめて読ませていただきました。
成人式の第一部で、まさに、『いのち』について私からお話をさせていただきました。そして、そこで亡くなられた方々のご回向、また、いまハイチの大震災で『いのち』を落とされた方々のために、ご回向させていただきました。
しかし、この小学校6年生の女の子の文章を読ませていただいて、この恐ろしい震災というもの、いのちというものを、肌で、心の底で、感じることが出来たと思います。
ご紹介いただき、また読んでいただき、ありがとうございます。
なかなか、コメントへの返信ができず、申し訳ありません。
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