2012年6月3日日曜日

四つ葉のクローバー

通しリハーサル。ここまでみなさんが頑張ってくださったのだから、あとは当日の内容を素晴らしいものにするしかありません。

毎日毎日、本当にギリギリの準備です。当日まで妥協しない、と言っていたとおり、やり直しや変更も多くて、みんな大変だと思いますが、心をひとつにして頑張ってくれています。本当に、ありがとう(涙)。

リハーサルのスピーチだけで喉が痛い。ここで体調を崩すわけにはいきません。せめて10日まで持ってくれればいい。とにかく、やるしかない。

東日本大震災を受けて、語らなければならないことがあり、伝えなければならないことがあり、聞かなければならないことがあるのです。あの大震災には特別な意味があったはず。過ぎてゆく時間、薄れてゆく危機感を見過ごすわけにはいかない。ここでしか聞けないこと、学べないことがあるはず。

そして、すべては実践の中にある。言葉だけがあって真実がない、現実がない、実践がないなんて、仏教の本質とかけ離れているのだから。実践の中に真実があります。

究極の仏教教理「第三下種の教相」とは、「教えはこれ、あとはやれ」ということです。去年のカレンダーを研究したり、評論したりするなど意味がない。やるしかないんです。動くしかないんです。もう、教えは極まっているのだから。

話がずれました(汗)。

地震だけではなく、津波も、そして原発事故も併発した東日本大震災によって苦しんでいる方々は、なぜか僕たちに代わって痛みを受けてくださっているような気がするのです。人類の、このタイミングの、全人類が共有した、全人類が被災者となった出来事。東西冷戦下では情報は共有できなかった。ここまでメディアが進化していなければこの問題は共有されていない。全人類共有の、全人類が被災者となったのが東日本大震災。チェルノブイリともスリーマイルとも、スマトラやクライストチャーチや四川での大災害とも異なる意味。

6月10日、こうしたことを胸に抱いで、ここでしか語られないこと、学べないこと、気づけないことを、共有したいです。そのためには妥協できないですね。

イタリアから、疲れも吹き飛ぶ四つ葉のクローバーの写真が届きました。ありがとう。

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