2012年6月15日金曜日

スリランカ僧侶の本山参詣

今夜はお通夜を勤めさせていただきました。矢部さん、妙深寺の大功労者です。行年87才。先住の御13回忌の祥月ご命日に帰寂されました。さすがというか、すごいです。

今日、スリランカ信徒のみなさんが京都に入りました。長松寺で夕食をいただいて、今夜は本山宥清寺に宿泊させていただきます。ありがたいです。

でも、今回の巡礼者にはスリランカの上座部仏教の僧侶の方が2名おられます。明日の朝、どうか驚かれませんように。「謗法のお坊さんが本山にいるー!?」と思われないように、ご披露をお願いしました。

スリランカには文化的にも宗派という概念がありません。厳密に言えばそういうことも言えますが、彼らは自分自身で「本門佛立宗の信仰者」として強い自覚を持っています。

この中の一人はカタラガマの僧侶で、私は6年前にはじめてお会いし、お教化となりました。私から彼の手元も御本尊を授与させていただきました。以来、6年間ずっと御本尊を大切に護持し、朝夕のお看経も、御講へのお参詣も欠かさずに今日まで信行ご奉公に励んできました。

日本の感覚だと理解できないことがあるかもしれませんが、彼らの真摯な姿や、御題目口唱の姿を見ていただければと思います。

明日の朝は本山の本堂で朝参詣します。良潤から説明するように指示しました。どうか、温かくお見守りいただきたいと思います。

写真は、私が御本尊を授与させていただいた時の写真です。お互いに、若かったですね。

ありがとうございます。

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