蓮というのは、特別なお花ですね。
仏教が、このお花を大切にしていることに、本当に感謝しています。
特に、私たちにとって、蓮華は特別。
泥の中にあるのに、美しい花を咲かせることも、素晴らしい示唆に溢れています。
さらに、花を咲かせている時に、すでに種があること。
因果を、同時に具(そな)えていることも、特別な教えです。
因果が見えなくなると、とんでもないことをしてしまうものです。
目先のことだけに囚われて、「原因」がどんな「結果」をもたらすか、分からなくなると、なんでもしてしまう。
時間軸を、都合のいいように変えて、説明することも可能だから、なんでもしてしまう。
本当は、その決断の中に、結果は見えているのだけれど。
川内原子力発電所の再稼働は、どうして11日だったのかな。
東日本大震災から4年5ヶ月目。
私たちが、月命日を祈り、ご回向する日に、再稼働するのを選んだのでしょうか。
いろいろな理論があると思いますが、もっと真っ正面から、ゆっくりと複雑な問題を説明してゆかないといけないと思います。
複雑なことを嫌い、縦割りになり、単純化してゆく先に、戦争がありました。
日航機墜落事故から30年。
30年を経て、事故原因について有力な発言がありました。
「このまま、黙ったままではいけない」と。
30年、本当に長いです。
私たちの進歩のために、因果の道理を知って、戦争も、様々な社会問題も、その本質を見てゆきたいものです。
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