2015年8月23日日曜日

夏の終わりに

号泣しました。

ヒック、ヒックと、泣きました。

東日本大震災、終戦70年のご奉公、感極まって、涙を抑えることが出来ませんでした。

多くの人々の心を震わせ、動かすとは、どういうことか。

今回、極めて貴重な機会をいただいて、本物を真近に実感し、勉強させていただきました。

自分の過去、自分の弱さも、至らなさも、不甲斐なさも、痛感しました。

レベルが違います、本物は。

「売れているものが良いものなら一番うまいラーメンはカップラーメンだ。」ヒロト兄

とことん突き詰めた本物の凄さを、痛感いたしました。

本物を前に、自分のニセモノが浮かび上がり、恥ずかしくなるくらいでした。

そこまで、本当に自分を磨いているかな。

そこまで、本当に命懸けで取り組んできたかな。

グルグルしました。

甲子園ー。

あの球児たちの立ち居振る舞い、まっすぐな眼差し、言葉に、70年前には普通にあった日本男児の姿を見ました。

焼き場に立つ少年と、同じものを。

では、私たちは。

本物の、本当の、火傷するくらい真剣の、呆れられるくらい情熱に燃えた生き方を、求めて、求めたいと思います。

憧れるのではなくて、生かされている以上は、そこに近づけるように、反省したい。

儀典祭礼では張本人が分からない。

坊さんの枠を出て本物の坊さんを目指せ。

心が、震えるようなこと。

愛する人を守るために、愛する人を残して、独り旅立つ人の心。

愛する人を、戦場に送り出し、待ち続ける人の心。

その心、その痛みを分からなければ、何をしても無意味なことのように思います。

家族を失う苦しみと、知らない人の命が失われる苦しみには、絶対的な違いがあるから。

命の、重さや軽さを選り分けるもの。

生まれ変わり、死に変わり、永遠の時に託す人間の愛に、涙が溢れるのでした。

ここから、また小さな、意気地なしの自分を励まして、また一から頑張ります。

貴重な機会をいただいたことは、忘れません。

これを活かすことが、感謝であり、恩返しであると思って、生きます。

ありがとうございました。

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