2015年8月18日火曜日

ネパール大地震 HBS支援チーム報告 3 風の谷からのレポート

ネパールHBS支援チーム、チーフの清水清康師からレポートが届きました。

昨夜遅く届いた連絡では、片道4時間半の道のりを、それぞれが重い荷物を背負い、歩いて往復したとのことで、疲労困憊、写真も送れない状態で心配していました。

しかし、朝になって、何とか力を振り絞り、Facebookに投稿してくれていました。

転載させていただきます。

素晴らしい支援活動をしてくださっております。

ありがたいです。

----------

朝起きると、そこは天空の学校でした。

アニメの「風の谷」のような、とても美しい天上世界のような光景が広がり、夜中の雨も止んで、二重の虹がかかっていました。

朝早くから、学生さんたちが登校していましたので、テントをたたみ、朝ごはんのビスケットとカップラーメンをたべ、そしてこの後の準備に取りかかりました。

御宝前の準備をととのえ、私たち教務(僧侶)は白い衣に着替え(黒い色は忌み嫌われるとのことで)、急勾配の山岳地域なので、狭い校庭に4歳から18歳までのぜん生徒と、校長先生以下全員が集合。

ディリーパ良潤師から、私たち本門佛立宗の紹介と、正しい仏様の教え、お題目についてあらましを英語でお話しいただき、それを現地の先生がネパール語に訳して生徒に伝えていただきました。

声に出して「ナムミョウホウレンゲキョウ」とお唱えすること、それはとりもなおさず、地震で亡くなった方の苦しみを取り除き、楽を与える供養になります。またそれが自分の幸せへと繋がる。

そしていざ、お題目の唱え方の練習、「ナム」「ナム」
「ミョウ」「ミョウ」
「ホウ」「ホウ」
、、、
と、子供たちが歌を覚えるときのようにパートに区切って練習。

あっという間に覚えてしまいます!

そして10分間の口唱会、チャンティング・セッション。

素直な子供たちの大きな綺麗な声が、ネパールの空にこだましました。

お題目の口唱が終わり、いざ文房具のプレゼント。

実はこの学校の校舎のほとんどが地震で倒壊した程、揺れもさることながら、昔ながらの煉瓦造りの建物で、あらゆるものが壊れなくなり、この秘境の地には、なかなか支援の物資も届きませんでした。

文房具に子供たちは大喜び。

定規やコンパスがセットになった文具箱の裏には、ホテルでシコシコ準備した仏丸のシールが貼られています。

いつか必ずこのご縁が開きますように。

今回の支援活動は第一次なので、「また来るね!」と一人一人に声をかけて、学校を後にしました。

帰り道もまた、絶句するほどにきつい工程で、雨にもうたれて、風邪をひきそうですが、なんとかカトマンズまで戻ってまいりました。

明日はまた別の村に向かう予定ですが、そこは今回の村よりもさらに遠く、電波はもちろん届かない場所になります。

日々、ご祈願をいただき、本当にありがとうございます。
m(_ _)m

0 件のコメント:

幸の湯、常さん、北九州

帰国後、成田空港から常さんの枕経へ直接向かいました。 穏やかな、安らかなお顔でした。こんなにハンサムだったかなと思いました。御題目を唱え、手を握り、ご挨拶できて、よかったです。とにかく、よかったです。 帰国して、そのまま伺うことがいいのか悩みました。海外のウイルスを万が一ご自宅へ...