ネパールHBS支援チーム、チーフの清水清康師からレポートが届きました。
昨夜遅く届いた連絡では、片道4時間半の道のりを、それぞれが重い荷物を背負い、歩いて往復したとのことで、疲労困憊、写真も送れない状態で心配していました。
しかし、朝になって、何とか力を振り絞り、Facebookに投稿してくれていました。
転載させていただきます。
素晴らしい支援活動をしてくださっております。
ありがたいです。
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朝起きると、そこは天空の学校でした。
アニメの「風の谷」のような、とても美しい天上世界のような光景が広がり、夜中の雨も止んで、二重の虹がかかっていました。
朝早くから、学生さんたちが登校していましたので、テントをたたみ、朝ごはんのビスケットとカップラーメンをたべ、そしてこの後の準備に取りかかりました。
御宝前の準備をととのえ、私たち教務(僧侶)は白い衣に着替え(黒い色は忌み嫌われるとのことで)、急勾配の山岳地域なので、狭い校庭に4歳から18歳までのぜん生徒と、校長先生以下全員が集合。
ディリーパ良潤師から、私たち本門佛立宗の紹介と、正しい仏様の教え、お題目についてあらましを英語でお話しいただき、それを現地の先生がネパール語に訳して生徒に伝えていただきました。
声に出して「ナムミョウホウレンゲキョウ」とお唱えすること、それはとりもなおさず、地震で亡くなった方の苦しみを取り除き、楽を与える供養になります。またそれが自分の幸せへと繋がる。
そしていざ、お題目の唱え方の練習、「ナム」「ナム」
「ミョウ」「ミョウ」
「ホウ」「ホウ」
、、、
と、子供たちが歌を覚えるときのようにパートに区切って練習。
あっという間に覚えてしまいます!
そして10分間の口唱会、チャンティング・セッション。
素直な子供たちの大きな綺麗な声が、ネパールの空にこだましました。
お題目の口唱が終わり、いざ文房具のプレゼント。
実はこの学校の校舎のほとんどが地震で倒壊した程、揺れもさることながら、昔ながらの煉瓦造りの建物で、あらゆるものが壊れなくなり、この秘境の地には、なかなか支援の物資も届きませんでした。
文房具に子供たちは大喜び。
定規やコンパスがセットになった文具箱の裏には、ホテルでシコシコ準備した仏丸のシールが貼られています。
いつか必ずこのご縁が開きますように。
今回の支援活動は第一次なので、「また来るね!」と一人一人に声をかけて、学校を後にしました。
帰り道もまた、絶句するほどにきつい工程で、雨にもうたれて、風邪をひきそうですが、なんとかカトマンズまで戻ってまいりました。
明日はまた別の村に向かう予定ですが、そこは今回の村よりもさらに遠く、電波はもちろん届かない場所になります。
日々、ご祈願をいただき、本当にありがとうございます。
m(_ _)m
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