明日の夜、仏歯寺を会場に国際仏教徒の開会式が行われる予定でしたが、今回の豪雨災害の深刻な状況を受けて中止となりました。
特に、最大都市・コロンボ市内で大洪水が発生しており、すでに入国してから雨は降っていませんが、被害は深刻です。
23日のメインイベントは予定どおり開催される予定ですが、この深刻な状況を考えると極めて妥当な判断で、私たちもそのようにすべきだと思います。
今夜は主催者の方が取ってくださっているキャンディのホテルに泊まらせていただいております。
スケジュールの変更はありましたが、先ほどこのキャンディで、とても大切なミーティングをさせていただきました。
仏歯寺の対岸にあるマルワッタ寺院にお招きいただき、スリランカ上座部仏教界の最高位の僧侶、マハーナーヤカ・テロ(Mahanayaka Thero)、ティンバトゥワーウェ・スリ・スマンガラ師とご面会させていただきました。
スリランカの大統領ですらなかなか会えないと聞いていましたが、今回は特別に面談することとなりました。
まず、マハーナーヤカ・テロとお会いする前に側近の僧侶の方々からマルワッタ寺院の歴史について説明をいただきました。
私から豪雨災害についてのお悔やみをお伝えし、無始已来の御文をお唱えさせていただきました。
寺院の奥にある接見の間にご案内いただき、お待ちいただいていた大長老にご挨拶をさせていただきました。
いろいろな意見交換をさせていただきました。
両国の災害について、その支援について、京都佛立ミュージアムでの「スリランカと仏教展」について、ジャヤワルダナ大統領のスピーチについて、世界中で増え続ける様々な問題について…。
仏教が世界の希望であるという熱い気持ちをお伝えしました。
大長老の言葉の中で印象に残ったのは「上座部か大乗か関係なしに、同じ仏教徒として力を合わせてゆきましょう」という言葉でした。
なかなかお分かりいただけないと思うのですが、これからのスリランカに於けるご奉公にとって、歴史的な、決定的な出来事でした。
ありがとうございました。
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