2016年5月6日金曜日

愛しくて、愛しくて

遺墨会。

約80年前の京都。

佛立開導日扇聖人の御書物の散逸を怖れて存在した有志の会。

4日の午後、お声をかけていただいて、様々なご遺品を拝見させていただきました。

実際、京都のある方のお宅には、開導聖人の歯が保管されています。

御講の途中で歯が抜け、そのまま頂戴したとのこと。

見方を変えれば仏歯寺が建つようなお話です。

京都には、まだまだ開導聖人の足跡が残っています。

ご生誕200年を迎えるにあたり、しっかり取材、調査してゆきたいと思います。

京都から横浜に戻り、昨日は教区御講を2席奉修させていただきました。

今朝は、万感胸に迫りながら清行を見送り、教区御講へ。

一年前、5月5日、今生人界の思い出、御講の「願主」「席主」というものが、どれだけ尊いご奉公であるか、その一身、その一命を懸けた御講を奉修させていただきました。

まさに、その一生の、最後を覚悟した幸子さんの御講。

その数日後、幸子さんは亡くなり、今日は教区御講に併せて一周忌を勤めさせていただきました。

あれから一年。

お孫さんも生まれ、もう6ヶ月になりました。

かわいい、かわいい男の子です。

蓮都くん。

ご弘通の器となりますようにー。

愛しくて、愛しくて、抱っこして過ごしました。

今日の御講やご回向も有難かったけれど、7人の家族みんながしっかりと法灯相続して、一年間ずっとご奉公を積み重ね、今日もこうして立派に初めてのお席主を勤めておられるということが、何よりも尊いご回向だと感激しました。

生まれ変わり、死に変わりー。

永遠の命をいただくということは、こういうことなのだと思います。

ありがとうございました。


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