77年前の8月6日、広島で人間に対する初めての核攻撃が行われ、約14万人の方々が最もむごい形で尊い命を奪われました。
77年前の昨日、長崎市に暮らす人びとに向けて何の容赦もなく原子力爆弾が投下され、74000人もの方々が亡くなられました。それは一瞬で行われた膨大な数の殺人事件であり、時間をかけて死に至らしめる壮絶な拷問でした。
敵兵ですら身の毛もよだつ残忍な結果は、二度と核兵器を用いてはならないという世界共通の教訓を生んだはずです。しかし、時間の経過と人間の業の深さ故、その教訓も忘れられようとしています。
それぞれの平和記念式典は核兵器使用の恐ろしさ、その非人道性、想像を絶する悲惨な結果と、二度と使用してはいけないことを確かめ合う貴重な機会です。
イタリアのリミニ市で開催している「トランクの中の日本 〜戦争、平和、そして仏教〜」展は、この長崎で撮影された1枚の写真を中心としています。
NAGASAKI BEYOND
それは、最後に核兵器が使用された長崎から、あるいは幼い兄弟の姿から、世界へ伝える人間性を問うメッセージです。
これからも伝え続けてゆきます。命あるかぎり。
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