8月30日、連日のように新幹線で関西と関東を往復いただいています。岸和田の妙扇寺、鈴木日樹上人とのご面談の翌朝、念願の植木雅俊先生との面談のために再び東京へ戻られました。
約2時間、植木先生と多言語に翻訳されてきた法華経の普遍的価値と翻訳における課題について議論を重ねられました。
コレイア御導師はサンパウロ大学の教授にも加わっていただいてブラジルに翻訳委員会を設け、日蓮聖人の御遺文や開導聖人の御教歌、御指南の翻訳と出版を重ねてこれました。
植木雅俊先生は英語にも通じておられ、すでに英語の論文も発表されており、現在は『日蓮の手紙』の英訳に取り組んでおられます。
超過密なスケジュールの中で、この日しかないという日程で植木雅俊先生と佛立アンバサダー・コレイア日友御導師がご面談できたことは大変意義のあることと確信します。
後世、南米へ仏教を伝えた茨木日水上人の功績が燦然と輝いているように、ブラジルにまともな法華経の翻訳本がない現在、仏法西漸、仏教伝道の中で、植木先生とコレイア御導師の邂逅は歴史的なものとなります。
夕方、どうしても清雄寺に寄らせていただきたいということで、お参詣させていただきました。日誠上人のご命日。清雄寺のご宝前、日誠上人のご墓前にお参りになられ、御霊前に向かってご生前のブラジルに対するご教導、ご奉公、特に最晩年にいただいたロンドリーナ・本法寺の御尊像ご染筆、御開眼の御礼を言上されました。
新幹線の駅までお見送りし、また関西へと向かわれました。途中、三島で高校の同級生で、教化子でもある旧友と再会。1時間ほど話をして、無事に大阪に到着されたとのことです。
今生人界、一生分の一日。また、御法さまがお喜びになられる、価値ある尊いご奉公を頂戴いたしました。
ありがとうございます。
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