今朝もお参詣の方々にご披露させていただいた。24日朝6時30分からの門祖総講に吏絵ちゃんご家族6名がお参詣されるということと、是非とも大勢のお参詣をしていただきたいこと。出来れば、吏絵ちゃんと同じ年頃のご家族がお参詣してくださると有難いと思う。これまでお助行してくださってきた方、同じ年頃の子どもを抱えておられるご家族、そういう方々みなさんにお参詣していただきたいと思う。
妙深寺の方々は、この2年間毎朝のお助行で吏絵ちゃんの闘病平癒・病気全快を御祈願くださっていた。しかし、実際にお会いするのは今回がはじめて。心ある方は私と同じようにドキドキしているだろう。
2年前にお助行と御祈願が始まったことは既に書いた。妙深寺のみなさんが吏絵ちゃんを身近に感じるようになったのは、横浜国立大ホールで開催された佛立開講150年奉讃記念大会「グランデ・ファミリア」からだと思う。
開導聖人がなぜ本門佛立宗を開講されたのか、その教えはどのようなものか。それを実践すると、人や家族はどのようになるのか。限られた時間の中で体感してもらいたい。そして、ご開講から150年を経た私たち一人一人が、この教えに出逢えたことに誇りや喜びを感じ、佛立信心を再発見していただいたい。考えに考えて、開催されたのが「グランデ・ファミリア」だった。そして、各寺院の御住職やお教務さんは黒子やサポートに徹して、ほとんどご信者さんの手によってご奉公が進められ、途方もない目標だったが5000人の参加者が集い、大法要・奉賛記念大会は開催された。
その大会の中で数多くのご家族を紹介した。ブラジル、イタリア、スリランカの私たちの家族。そう、御仏の教えをいただけば、全ての人がファミリーであり、特にご信心で結ばれた人たちは国境や人種が違っても本当の意味での家族なのだから。思いやり、いたわり合い、御題目で一つになれる。 「グランデ・ファミリア」とは「大きな家族」「偉大な家族」「素晴らしい家族」を意味するブラジルの言葉、ポルトゲスからいただいた。
そして、神奈川県下のお寺を代表して相模原・妙現寺のご家族を紹介させていただいた。

「家族」ということを考える大会の中で、お父さんを思う子どもたちの気持ち、そして御宝前に向かい、お父さんのために祈った子どもたち。子どもたちの泣いている姿に、私たちは本当に感激した。親を思う子どもたちの気持ち、祈る場所がある家庭が。
お父さんはお医者さんがびっくりするほどのスピードで回復した。腎不全との診断だったようだが、そこから見事に回復してくれた。お父さんが一人でしている床屋さんだから、お父さんが倒れたら生活も大変になってしまう。でも、お父さんは元気に仕事を再開。今では隣のお店のスペースまでも自分のお店として改修して、逆に仕事も上手くいっているという。毎回、相模原・妙現寺のお会式にお参詣すると、泣いていた子どもたちが元気にご奉公してくださっている姿を見ることが出来る。

そして、このご家族の次に、吏絵ちゃんのビデオを流した。吏絵ちゃんは12才で白血病を発症して、ご家族も苦しんでおられること。何より、元気だった吏絵ちゃん自身がとても苦しんでおられるのではないか。神奈川県下のお寺では、この大会の前から吏絵ちゃんのために御祈願をしてくれていた。私たちに出来るのは、「佛立家族」である吏絵ちゃんのために、遠く京都で闘病している吏絵ちゃんのために祈ることだけなのから。そのお助行・御祈願についての御礼を吏絵ちゃんのご家族がビデオで語ってくださり、吏絵ちゃんもビデオに出てくれて最後に会場のみんなに手を振ってくれた。司会をしていた杉崎さんの涙、印象に残っている。本当に気持ちを一つにしてくれるのは、苦しんでいる方への思い、御祈願、御題目。だから、遠くの方のためにも御祈願をさせていただく。

この6月末で、治療担当医の方から「もう現段階での治療はありません」と言われたという。何回かのクールで抗ガン剤治療をしてきて、数値を見た結果、白血病患者としての治療はもう無いということ。何と有難いことだろう。24日、そうしたお話を聞けること、一緒に、家族の一員として、ご祈願・お助行してくださった方々に聞いていただきたい。この有難い現証を。本当の仏教徒としての家族のお話を。
実は、吏絵ちゃんにはスーパー・スペシャルなプレゼントを用意した。7月に京都で吏絵ちゃんに会った時に、「好きなタレントさんとかいるのかな?」と聞いた。その時、私は知らない方だったが、「溝端淳平(みぞばた じゅんぺい)さん」と名前だけ教えてくれた。「世界ウルルン滞在記」に出演されている方とのこと。ひろし君にすぐに依頼。サインとメッセージを吏絵ちゃんのためにもらいたい!と。すると、何とひろし君は溝端淳平さんの色紙と生写真を持ってきてくれた!しかも吏絵ちゃんへのメッセージ付き。これを渡したら喜んでくれるだろうなぁ。
来てくれるまでは秘密にしよっと。あっ、ブログに書いてしまった。あちゃー。
1 件のコメント:
吏絵ちゃんへ
ようこそ横浜妙深寺へ!!
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