2009年3月4日水曜日

人の悦多多なれば天に吉瑞

 本日より京都にて宗会。
 関東では雪が降っていたらしい。それほど積もったという報告はないから交通などの影響もなかったのだろうか。遅延されることもなく全国から京都に教講が参集されたから。いずれにしても、宗会は本門佛立宗の議会、最高議決機関である。若輩の私は末席の末席で、議事の進み方を見ながら勉強している最中。「なるほど」「ありがたい」「え?」と、いろいろと感じることも多々ある。とにかく、知っておかないといかん。まだまだ勉強です。
 宗会の最初、全国から参集した宗会議員を前にして御講有の論告。その諭告の冒頭は、非正規雇用の方々が解雇されている金融・経済危機の状況、国内外で迫る危機、人々の不安が現実となってきていることにふれられ、オバマ米国大統領の就任演説でも紹介された説を引用された。この経済危機の原因の一つに「一部の者の強欲と驕り、無責任の結果」と。結局、この危機的な混乱も人の「心」がもたらした。このことを思え。
 お祖師さまは瑞相御書に、「人の悦多多なれば天に吉瑞をあらわし、地に帝釈の動あり。人の悪心盛なれば天に凶変、地に凶夭出来す」とある、と。
 私たちの心が、天地に影響する。このことを思え、と。立正安国論の御意。
 そのことを、当の佛立教講がどのくらい分かっているか、と仰っておられるようにも聞こえた。厳しいお折伏である。ボーッとしてる場合じゃない。世界は自分である。自分が世界である。一人が変われば世界が変わる。絶対に変わる。心。大切。

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