2012年1月20日金曜日

日桜紋

最近お着物を着る方も少なくなりました。でも、つい数年前まで、妙深寺では寒参詣となると婦人会さんは毎朝お着物を着てご奉公くださっていました。今でもお総講やお会式となれば、婦人会の方々がお揃いのお着物でご奉公くださいます。やはり、そのお姿を見ると心が引き締まり、それが特別なご奉公であると感じられます。ご宝前も同様に受け止めてくださるはず。何よりとても素敵です。

昨年の秋、「日桜」という名前をいただき、その機会にそれぞれ今日までお世話になった方々にご挨拶をさせていただきました。特にその中でも中学生の頃からお見守りいただいてきた高尾さんご夫妻は、京都西陣織の老舗「織悦」を経営され、長松寺を永らくお護りいただいてきました。その高尾さまや今達さまが、私のためにお祝いを織ってくださいました。それが「日桜紋」と名付けられたなごや帯です。もう、見事過ぎて、有難すぎて、ただただ日峰上人と小千代祖母、父に感謝しています。京都に生まれた自分ですが、横浜育ちで京都の奥深さはまだまだ分かりませんが、こうした何世代にもわたる深いご縁をいただいて、その果報を減らさないようにご奉公させていただかなければならないと思っています。

この帯柄から、御導師や御講師にお使いいただけるようにお袈裟袋、ご信者さまにもお使いいただけるようにお数珠袋を謹製させていただきました。せめて、この果報を減らさぬように、お祝いいただいた皆さまにお送りさせていただきました。

この素晴らしい帯。深い茶に金糸で桜の花びらが描かれています。もしお求めになられる方がおられましたら、その他の場所では考えられないほど安価にお求めいただけるようにしてくださいましたので、私までご連絡いただければと思います。

日桜紋。本物の西陣織。なごや帯。よろしくお願いします。ありがとうございます。

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