2016年8月31日水曜日

佛立仏教Tシャツ

「肝だめしで効果を実感!」

「お化け屋敷が怖くなかった!」

通販ショップのようなステキな言葉を聞き(笑)、大好評で販売直後に売り切れてしまった仏教Tシャツを追加製作いたしました。

しかも、新しい色を投入。

妙深寺のお坊さん、すごいなー。

本当に、とても人気で、婦人会の方までが着てくださっているのを見て感動しました。

汗だくのご奉公も、このTシャツがあれば怖いものなしです。

最も人気の「佛立魂」「如風於空中 一切無障礙」の新色は、あずき色とスカイブルー。

仏教Tシャツ。

世界中の青年に着てもらいたいです。

もちろん、子どもも、お年を召した方にも、着ていただきたい。

そうしたら、世の中がもっと明るくなるような気がします。

モデルは、妙深寺のお教務さんの中で、最も車体が安定している、ボディーラインがスッキリしている法光師です。

その他の御講師は、細すぎたり、秋場所に向けて体重を増やしているところで、ちょっと頼めませんでした(汗)。

明るく、楽しく、着てもらえたら嬉しいですー。

台風の後の空

生まれるはずのない場所で生まれ、見たこともない軌道を描いて戻ってきた台風。

生まれた場所に戻ってくるなんて、聞いたことがありません。

観測史上初となる東北上陸、大きな傷痕を残しながら通り過ぎてゆきました。

「史上初」とか「前例のない」という言葉から、わが身に当てて何かを得てゆかなければならないと思います。

つまり、これまでの人生経験が役に立たないくらい、大変な出来事、あり得ない事態が、実際に起こり得るということを示しているように感じます。

まるで予兆のように。

心を何とかしないと人生は何ともならない。

この世を何とかしないとあの世も何ともならない。

人間を何とかしないと世の中何ともならない。

愛して、愛して、感謝して、感謝して、過ごすことが出来たら、ありがたい。

自分の背負っているカルマ(運命や罪障)と、圧倒的な無常という2つを自覚した時、本当の生き方に目覚めます。

本気で生きなければならないと、はじめて思える。

今日も、当たり前ではない、特別な一日です。

8月の最終日。

昨日は橋本恒潤師の誕生日でした。

日蓮聖人門下連合会の会議に出席するため、巣鴨まで送ってくれました。

少し時間があったので、小さなコーヒー屋さんでコーヒーで乾杯しました。

24才の彼の誕生日。

毎日僕に叱られていますが、今回の人生で一緒に過ごした数年間。

この乾杯を覚えていて欲しいです(笑)。

台風が通り過ぎた空は、とっても美しかった。

最高でした。

2016年8月30日火曜日

誓い

昨日に引き続き、今日も渋谷乗泉寺に於いて大切な法要が奉修され、私たちも末席にお参詣させていただきました。

本日は、明日祥月ご命日を迎える佛立第十五世講有 日晨上人の御33回忌法要です。

御恩にお報いするためには、ご弘通しかありません。

さらなる努力と精進をお誓いいたしました。

2016年8月29日月曜日

乗泉寺の住職継承式

台風の影響を全く感じません。

南国のような、生まれたての雲が元気そうに浮かんでいるけれど、激しい雨が降るわけでもなく、晴れ間もありました。

今日は渋谷乗泉寺の住職継承式にお参詣させていただきました。

渋谷駅からほど近い乗泉寺は、歴史も、存在意義も、可能性も、ケタ違いに、深く、大きなお寺です。

今後のさらなる隆昌発展を願い、お参りさせていただきました。

渋谷から新宿、いま新宿から横浜を目指して移動しています

8月もあと数日です。

充実した1ヶ月でしたが、月末はどうしてもご奉公がギュッと詰まってしまいます。

9月は敬老会もあり、北海道へのご奉公もあり、お彼岸もあります。

賢治さんの祥月ご命日にお声をかけていただきましたが、花巻までは行けそうにありません。

いま、ネパールに清行を派遣しています。

毎日、様々な問題があるので、ご祈願させていただきつつ、やはり心配しています。

そして、旭のことを、ずっと思っていました。

一希くんのことも。

僕なりに、これからのご奉公の目標を、もっと具体的に、はっきりさせなければならないと思っています。

もっと、もっと。

今日は穏やかですが、明日は大変なお天気になるかもしれません。

史上初の軌道を描いて訪れる巨大台風の影響は計り知れません。

本当に、お気をつけくださいー。

2016年8月28日日曜日

青年会の住職御講ー。

年に一度の青年会住職御講。

雨が待っていてくれました。

今日は御講終了後に境内でバーベキューだったので、本当によかったですー。

初めてお話しする青年たちがいてくれたり、久しぶりにゆっくりとお話できた人たちもいて、やっぱり青年会御講はありがたいですー。

先住の頃を思い出します。年に一度のこの御講に向けて、無我夢中でご奉公させていただきました。

青年たちからの質問コーナー、面白かったです。突っ込み方が半端じゃないから(笑)。

でも、大切なみんなからの質問、僕もすべて正直に答えさせていただきました。

ちょっとぶっちゃけ過ぎだったかな(笑)。

でも、世界の未来を担う青年たちのために、とにかく真剣に向き合いたい。

ご奉公いただいた皆さま、本当にありがとうございましたー。

2016年8月27日土曜日

菩提樹と朝露

ボーズバーの夜、ご挨拶に廻っただけで力尽きてしまいました。

ごめんなさい。

今日は、京都では100万人のクラシックライブ。

暑い中、ずっとご奉公が続いているので、スタッフも、お客さまも、息切れしていなかったでしょうか。

今日、京都佛立ミュージアムのご奉公は、失礼してしまいました。

横浜にて。

朝参詣から、妙深寺報、本晨寺報、明日の青年会住職御講の御法門、母のお見舞い、次男坊の宿題を急かすなどしていたら、あっという間に夜となり。

ボーズバーには一度だけの顔出しとなり、申し訳なく思っております。

明日は、青年会の住職御講。

思い切り、臨みたいと思います。

境内の菩提樹の葉に、朝露が踊っていました。

上手に撮れなかったけれど、本当にきれいでした。

ありがとうございます。

2016年8月26日金曜日

エンディングを考えて

血液検査をしました。

横浜 山手駅入口にある床井先生を頼って参りました。

しっかり体調管理しなければ早々に退陣となりまする(汗)。

身体に気をつける。

健康に気をつける。

不養生は謗法。

いつも言われているので、とてもよく分かります。

ただ、いつも同じように思い返しますのは「不養生」よりも怖い謗法です。

ご弘通が明らかに低迷している時代に「不養生謗法」だけを取るのは通りません。

特に教務は「法中有食」「死身弘法」の金言の方に自身を重ねて、低調や衰退の流れを変えるべく、お看経、お助行、ご奉公に精進すべきです。

必ず現証の御利益が次々と顕れてきます。

先日、映画『おくりびと』で納棺師の演技指導をされた木村眞士さまからエンディング産業展2016にご招待いただきました。

私が京都でご奉公のため、財団の担当をしている兼子清顕師に行ってもらいました。

エンディング産業展2016。

大変な活況で、清顕師が大変勉強になったとレポートしてくれました。

葬儀の在り方はもちろん、墓地の在り方も、家庭の中の仏壇(本門佛立宗では「お戒壇」と呼びます)の形態も、その他にも様々な動きがあり、大変参考になったとのことでした。

葬式仏教でもなく、新興宗教でもなく。

過去だけに縛られず、現代に流されず。

生きた仏教、真実の、本来の仏教を伝えようとする私たちにとって、学ぶべきことがあります。

ご弘通のためにアンテナを立てて。

そして、最近つくづく思いますのは、信仰を持つ大切さです。

散骨、樹木葬、友人葬、いろいろとありますが、本当にそれでいいでしょうか。

確かに、何の思いもないなら、エンディング産業展に出展している「お坊さん便」のようなところに頼んでもいいと思います。

しかし、そもそも何ら信仰がないならば、そこにお坊さんが来て、分からないお経を黙って聞いているだけで、何の意味があるのでしょう。

「ナンデモアリ」は「ナンニモナイ」のと一緒です。

4年くらい前に言い続けていましたが、テーブルの上にいろいろなお袈裟を並べたお坊さんの派遣ビジネスもある世の中、本当にお金やビジネスだけ考えれば何でもありになってしまうでしょう。

信じるお寺があり、手を合わせる信仰があり、生きた仏教を説く、生きたお坊さんがいるのが、理想ではないのかな。あるべき姿ではないのかな。あるいは、あるべき姿が無いから、みんな違うもの、違うことに、頼らざるを得なくなっているのではないのかな。

理想を、あるべき姿を、考えてみるべきだと思います。

お家に、お仏壇(お戒壇)がある。

そして、身近にお寺がある。

信頼できる、親しい住職や僧侶がいる。

できることならお墓も、その信頼できるお寺や僧侶がいて、朝に夕に祈りを、御題目をお唱えくださる場所にあれば有難いのではないでしょうか。

エンディングを考えることは大切ですが、方向を間違えると虚しくなります。

自分が去った後も、残された者が幸せに、穏やかに暮らせるように、信頼できるお寺やお坊さんが求められていると思います。

ただ、この「信頼できる」という点が末法では問題だから自分も含めて自戒が必要です。

師匠も、弟子も、僧侶も、信徒も、みんながみんな、三毒強盛の凡夫だからです。

「坊主丸儲け」

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」

坊主、僧侶、住職は、生き仏なんかじゃなく、同じ修行者として、役割を全うしようと努力しています。

間違えず、みんなで歩んでゆきたいですね。

ありゃ、病院の待合室から、お薬をいただく所まで来てしまいました。

長いつぶやきにお付き合いいただき、申し訳ありません、ありがとうございます。

2016年8月25日木曜日

祈り

愛している人と別れなければならない苦しみ。

これを仏陀は「愛別離苦」と説かれました。

人間が生きてゆく上で、必ず体験しなければならない苦しみ、「四苦八苦」の中の一つに挙げられています。

イタリアやミャンマーで大地震が発生し、多くの方々が亡くなられたと報道されています。

また、彼の地でも、たくさんの方々が、大変な苦しみや悲しみの中にあると思います。

ただただ、祈っております。

今日、私は、愛する人との突然の別れに直面し、最も苦しんでおられるであろうご家族とご一緒させていただきました。

京都の桂川の橋の上、そして長松寺のご宝前で、上行所伝の御題目をお唱えし、ご回向、ご供養させていただきました。

愛する人を想い、すすり泣く声、嗚咽する声。

胸が、張り裂けます。

ほんの少しだけかもしれませんが、その痛みや苦しみを分けていただけたらと願いました。

僕たちに出来ることは本当に限られています。

言葉すら時に意味を為さない、それらは陳腐で、むしろ空々しく感じられる「現実」があります。

あり得ないほどの悲しみ、現実。

だから、とにかく祈ることしかないという。

これは現実なのか、果たして夢なのか、あまりにもあり得ない出来事に直面して、僕たちはいつも立ち尽くします。

しかし、いつか、時を経て、また気づくことが出来れば。

生きている私たちが、精一杯させてもらわなければ、と。

立ち上がり、歩いていただかなければならないから。

今日、汗と涙が合わさって、顔中を水びたしにしながら、彼のために御題目をお唱えしました。

桂川の空に響いた御題目の声、彼に届いたと確信しています。

信仰という救いを痛切に感じました。

自分に、出来ることがあって、よかったと思っています。

このような機会を与えていただいて、私の方が感謝しています。

土曜日のお通夜、日曜日の告別式、ご家族と共に今日のような日を迎えさせていただけるとは、思っておりませんでした。

これからも、ずっと、自分に出来ることを、全てさせていただこうと思っています。

ありがとうございました。

開導聖人のドキュメンタリー

昨日、猛暑の中、何とか撮影を終えることが出来ました。

ボランティア、スタッフの皆さま、普通ならば役割がはっきり分かれている、制作、技術、美術、衣装、メイク、演者さん、ぜんぶ一緒にご奉公くださいました。

制作会社ではないのに、冷たいおしぼりをご用意いただいていたり、お水やお茶をご用意いただいていたり、いつもながら本当に配慮の行き届いたご奉公をしてくださいました。

いろいろなシーンがありましたが、それぞれに工夫して撮影しました。

変な小芝居を入れても仕方ない。

嘘偽り無い真実性、ドキュメントの味を大切にしたい。

顔を映さず、アングルや陰影、焦点にこだわり、質感や空気感を出して、開導聖人の時代を表現しようとしています。

どなたにもお渡しできる、開導聖人の、本門佛立宗の、ドキュメンタリーになりますように。

本当に、どなたさまも、ご奉公いただいた皆さま、ありがとうございましたー。

2016年8月23日火曜日

菊香荘にお泊まりします。

明日の朝6時から、京都は太秦の東映撮影所・映画村にて撮影させていただきます。

歴史ドキュメンタリー『幕末維新の仏教改革者・長松清風伝』です。

遠方からご奉公いただく12名ほどが宿泊させていただき、明日は総勢25名でロケに入ります。

すべてボランティアの皆さまです(汗)。

本当に、ありがとうございます。

菊香荘は知る人ぞ知る旅館で、東映撮影所の門前にあります。

関係者や俳優の皆さまで定宿にされていた方も多く、衣装を着けたまま出入りする姿も見られたと言います。

私の父と堀川高校の同級生だったご縁で、今回は宿泊をお願いいたしました。

6月の17回忌にお参りしてくださっていて、本当に妙不可思議なご縁、有難い流れを感じております。

素晴らしい、最高に美味しいお食事をいただきました。

完全なフルコースです。

もう満腹、何も入らないくらいです。

お庭が美しい、お食事が美味しい!

明日の撮影、頑張れます。

以下、ウェブサイトで紹介されている菊香荘の情報です。

東映撮影所正門前静かな宿です。

名だたるスターや監督たちに愛される「菊香荘」。

東映太秦撮影所の向かいにあり、俳優や著名人の馴染み客が中心というお宿です。実はここは、もとは別荘で大河内山荘と同じ庭師の手による見事な庭園だったと言います。そこに建物を増築したので迷路のようになったという訳です。鞍馬石が配され、楓やシンパク、松の生い茂る庭に名残が見てとれます。祇園の料亭で6年間修業した息子の大輔さんが作る朝食で充実の朝が迎えられます。

庭に囲まれた和風旅館です。東映撮影所正門前にあり俳優さん監督さんご家族連れと、お泊りいただいております。映画村見学、嵯峨野散策にも便利な処です。ここのところ一人旅の方もお越し下さいます。若いグループの方々もお見えになりますので、予算はそれに応じております。

啓く生き方

台風直撃の昨日、平林さま御一行が妙深寺にお参りしてくださいました。

7月、「ぜひ長松住職のお寺に行こう!」と言ってくださり、その後は秋谷にある田中先生のご邸宅までお伺いする計画を立ててくださいました。

ところが、この台風の直撃。

一週間ほど前からコーディネートしてくださっていた方々に中止にした方がいいのではないかとお聞きしていました。

それでも、変更なし(汗)。

当日の朝は、夜明けからリオ五輪最終日のニュースよりも緊迫した台風直撃のニュースが流され続けていました。

朝参詣の前、これは間違いなく中止にした方がいいと思って小泉社長にメールを送ったりしていました。

ところが、一切変更なし(笑)。

「台風を愉しむ事も何かの縁と理解しています。」

ヒラリン、すごすぎます。

やはり、違うと思いました。

運命を変える、運を啓く選択。

仏陀の、悟りの前には嵐あり、ということ。

「道遠く 雨ふる時の参詣は 信心つよきしるしなりけり」

嵐の中のお参りは、数万倍の功徳です。

本堂にご案内をし、ご挨拶から一座のお看経、私から少しお話をさせていただきました。

本門佛立宗について。開導聖人について。ご宝前について。

「おのが身を いのることかと思ひしに 人を助くる それが信心」

畏れながら、人を助けて、自分が助かるという普遍の因果、それこそ運命を変える、流れを変える、罪障消滅、定業能転の教えについて、その一端をお話させていただきました。

NHK講座の流れを引きずっていたかしら(汗)。

その後、台風をもろともせず、ご用意いただいたバスで秋谷のお家へ。

本当に素晴らしいお宅で、訪問させていただいて感激いたしました。

僕たちを育んでくれた海。

風雨が、上から下、真横、最後には上に吹き上がっているのを見ました。

目の前で、風速30メートル以上を見たことになります。

台風の真っ只中のすべてを体験できるなんて、本当に貴重な経験をさせていただきました。

また一つ修行させていただき、きっと、また何かが大きく啓いてゆきます。

啓運。

そういう一日でした。

本当に、ありがとうございました。

イブの夜はお坊さんでした

今日は余命宣告を受けた方のお宅へお助行に伺いました。膵臓がんステージ4の診断から6年。見事な回復、サバイブ、たくさんの現証の御利益、奇跡の連続でした。まだまだ奇跡が起こると確信しています。 大渋滞の中、横浜まで戻ってきました。とても混んでいました。 ただ一つの命、たった一度の人...