2018年11月22日木曜日

下町ロケット












無事にスタートした「不都合な真実展」!!!


恥ずかしながら、入場無料の京都佛立ミュージアムには常勤の職員さんが1名しかおりません。


みんなが非常勤で、当たり前ですが役員手当も研究費も全く無い、兼務する方々が集まった完全なるご奉公で運営されているミュージアムです。


でも、このミュージアムには夢がある。


集まったみんなが、心の底から「夢」や「志」を共有して、身命を削って頑張ってくれています。


ブラックといえばブラック。忙しい非常勤のみんなだから仕方ないけど、企画展のたびにいっつも徹夜してる(笑)。間違いない(涙)。


それでも、みんなの「他のどこにもない、京都佛立ミュージアムにしかない、素晴らしい企画展を開催したい!」という気持ちで、毎回圧倒的にトンチとパンチの効いた企画展を作り上げてくれています。


「ここで仏教を再発見してもらいたい」

「ここから仏教を再生させたい」

そんな想いが詰まっています。


一人の賢い人、悟っちゃった人が講演したりする。それが仏教じゃないんですよね。


サンガ。チームワークがないとダメだ。チームでしないとダメなのだ。と。


今回の企画展「不都合な真実展」はアル・ゴア氏の出版を2度にわたって担当された大森さまのご協力によって実現しました。


お会いした日。表参道駅の改札口で待ち合わせた、猛烈に暑い日のことを思い出します。


両手に資料を抱えて、一人で汗をかきながら、初めてお会いする大森さんをお待ちしました。


近所のタリーズに入り、アイスコーヒーを飲みながら、これまでのミュージアムの歩みや出版物『不都合な真実』をミュージアムの企画展として開催したいと熱くお話しました。


SDGsや人為的気候変動に対して、これから私たち仏教徒が積極的に取り組んでゆく、その端緒を開きたいと、伏してお願いしたのでした。


汗だくの、荷物を抱えて登った表参道駅の階段、忘れられません(涙)。


その後、実業之日本社の岩野社長さま、枝廣淳子先生、イーズ未来共創フォーラム、映画配給のNBCユニバーサルエンターテインメントジャパンさまがご協力くださり、ついに京都府、京都市が推薦状まで書いてくださり、知事と市長からのメッセージも届きました。


そして、WWFジャパンの後援、気候変動ネットワークさまの協力と、あっという間に輪が広がり、それぞれの大変なお力添えをいただいて開催までたどり着きました


まるで、下町ロケットみたいです。佛立ロケット。


夢を持って、夢に向かって、前に進んでゆくこと。


無より有を生ず。


ロケットを飛ばすくらい、とんでもない目標に進んでゆく。


考えられないくらい、いろいろな障害が出てきて、トラブルもあって、衝突もして、前からも後ろからも矢が飛んできたり、泣いたり笑ったり忙しいのですが、でも、実現してゆくのです。


京都佛立ミュージアムは挑戦を続けています。


ありがたいです。


ご信心では、いつも教えていただいていますもの。誓願、祈願、異体同心、精進、ご奉公。


明日は、妙深寺壮年会の住職御講。テーマは「未来に繋げ男の一念」です。すごい!

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