今日からご講有が韓国へご出発されます。明日、ソウルの鶴松寺・新清寺合同のご講有巡教・御会式が奉修されます。
私の所管ですが、今回は葬儀のご奉公のため山内局長にお願いいたしました。また、13日から準備のために加藤喜信師と斉藤章起師が韓国入りしてくれています。突然の変更で申し訳ないことでした。何とぞよろしくお願いいたします。
いつもながらスケジュールが過密になっていますが、今日からのご講有巡教が無事であること、盛大に御会式が勤まること、姜御導師をはじめ、韓国教区の皆さまの異体同心、ご弘通発展を祈念しております。
昨日は再び東京でご奉公させていただきました。納棺に立ち会い、本日の通夜式の打ち合わせをすることが出来ました。
その前に小泉家に伺いました。令和元年10月19日、大親友・小泉正太のお父さまが急逝されました。本当に突然でした。
そして、あの奇跡が起こりました。前代未聞のあり得ない大事件。お通夜にお坊さんが来なかった。
ただ参列するつもりで、待ち合わせした時間に斎場へ着く直前、正太からの電話。「お坊さんが来ない。のーくんやって」
何がなんだか分からないまま、数百人の参列者が並んでおられて、最前列にはご高齢の方が立っておられる。待ったなしの状況。しかし、なぜか御衣や御袈裟、下駄に至るまで車に積んでいて、ギリギリで奉修させていただきました。なんだったのか、今でも分からない出来事。
これほどの哀しみはないというほどの突然の別れに、こんな不思議なことが重なって、私たちの目には見えない力、お父さまからのサインを感じて、胸がいっぱいになったのでした。
今日、お母さまとお参りをしながら、思い出していました。思い出すというか、孫の代まで語り継いで、忘れてはいけないんだ、と思っていました。
不思議なことばかりですが、それを感じられることこそ豊かな、人間らしい人生。ありがたいことです。
ゆっくり書く時間がありません。しかし、中東の惨状は耳目を覆いたくなる事態に陥っています。ついに起きてしまった大規模な戦いに収束の予兆など微塵もありませんが、報復の連鎖は失うものばかりで得られるものは幻のように儚いはずです。祈る。心は彼の地に縛られています。
とにかく、今日はお通夜、明日は告別式。夜、韓国へ向かいます。月曜日、ネパールへ向かいます。
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