きっと、一生ずっと見返す、今生人界の大切な一瞬、写真となります。
昭和18年ご染筆、妙深寺の前身、神奈川妙証教会護持名の金丸御本尊さまの前で、妙深寺80年の歴史の全て、昭和17年生まれの母と、その妹である伏見妙福寺の松本素江姉さまと一緒に、三人で写真を撮りました。
81歳の母、71歳の素江姉さん、泣きながらの撮影でした。本当に、長い長いご奉公、ありがとうございます。ネパールに来てくれて、ありがとう。今生人界の思い出です。
仏教の創始者・ブッダも80歳になって伝道の旅に出ました。精舎では大勢のお弟子さんにお給仕されて、安全で、安心の最晩年のはずでした。
しかし、ブッダはたった一人の弟子を連れて精舎を出た。故郷の方向を目指して、その教えを伝えるためだけに、歩き始めました。グリーン車でもビジネスクラスでもなく、ただ歩き始めました。
きっと、ブッダは後世の全ての仏弟子、信徒に、示しておられた。命を最大化するということはどういうことか。年を重ねても、志を失わず、命を最大限使い切ることに挑戦する。
もちろん、あらゆる意味でそれが許されない状況もあります。金銭的にも、身体的、体力的にも、できないこともあります。でも、心は、志は、失ってはならないということだと思います。
それがブッダが示した生き様、歴史に刻まれたブッダの選択、実践、足跡、史実だから。
「信心と年はよるほど若返れ」
佛立開導日扇聖人もお示しです。81歳の母がネパールに来てくれたことは、長松家の歴史に刻まれると信じています。もちろん、もっとすごいのは、86歳の鈴木御導師、同じ歳の瓜生勇さん、杉山喜美子さん。みなさんが示してくださっている「佛立魂」は必ずや受け継がれていくものと信じます。
最後に。このネパールにいても、恐ろしいニュースが飛び込んできています。本当に世界は戦争に突入しつつあります。私たちのご奉公は全く足りません。対岸の火事で、呑気にしている間に、取り返しのつかないことになります。
平和のために、がんばりましょう。
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