想定していた倍以上の来館をいただき、地下からも、上映室からも椅子を追加して、約150名もの参加をいただいて、震災復興祈念公演を開催することが出来ました。
初日から、とてもありがたいです。本当に、ありがとうございました。
わが国を代表するヴァイオリン製作者、日本ヴァイオリンの中澤さまがご製作になったヴァイオリンをお借り出来ましたのは、一般財団法人 100万人のクラッシックライブの代表理事 蓑田秀策さまのお力添えによるものです。
中澤さまは皇后陛下からこのヴァイオリンについて「どうかずっと弾かれ続けてゆくようにしてください。あの東日本大震災を忘れないように。」と直接お言葉をいただかれていますが、今回、この小さなミュージアムまでお持ちいただき、このヴァイオリンの音色を聴き、やはり言葉が見つからないほど感動しました。
素晴らしい演奏をしてくださった高山さま、河田さまに心から感謝です。
満席、というか席が溢れていましたが、ご来場くださった全員が、このヴァイオリンの音色から、いろいろなことを感じ取ってくださったはずです。
演奏前、福島県いわき市からお越しくださった森川さんから聞いた「現実」「真実」を思い返して。
花巻から高知、姫路と、各地で講演をされてきた宮沢和樹さんが、わざわざ京都佛立ミュージアムまでお立ち寄りくださいました。
和樹さんを交えて、蓑田さま、スージー奥さまと、愉しい時間を過ごさせていただきましたー。
昨年の7月6日の昼食会にお越しくださった皆さまでしたので、初対面ではなく、不思議な京都での再会となりました。
森の哲学、賢治さんの思想、これからの時代と、宗教、仏教などなど、話は尽きません。
蓑田さんが切る今年の世界情勢、これからの時代は、大変に厳しいものですが、それだけではないのですね、だからこそ、しっかりと語るべきことを語り、伝えるべきことを伝えてゆかなければならない、ということ。
短かったけれど、夕方にかかる、京都の空の下で、本当に、本当に、素晴らしい時間でした。
賢治さんの『農民芸術概論綱要』について話をしていたので、その冒頭だけちょっとメモ。
「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない。
自我の意識は個人から集団社会宇宙と次第に進化する。
この方向は古い聖者の踏みまた教えた道ではないか。
新たな時代は世界が一の意識になり生物となる方向にある。
正しく強く生きるとは銀河系を自らの中に意識してこれに応じて行くことである。
われらは世界のまことの幸福を索ねよう。
求道、すでに道である。」
今日の会話の結論みたいー。
枠を超えて、混沌とした世界に、しっかりと思想を、よりよい生き方を、難しくなく、普通に、どんどん、伝えること。
ありがたい。
コテッと、気絶するように寝てしまいました。
昨日と変わり、今日は寒くなるようなので、お気をつけてくださいねー。
ありがとうございます。
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