数百頭のゾウの群れが走るのを見たり、道の真ん中を体長1メートルくらいの大トカゲが歩いていたり、時々美しい孔雀に出会える。
大トカゲ、ときどき火の鳥。
スリランカという国に来ていただきたいものです。
一人で、イスラエルに行ったのは、2003年のこと。
イラク戦争が始まってから半年後。
エルサレムの旧市街、ダビデの塔から続く壁の上で、人間が作り出した恐ろしい呪縛を胸に刻みました。
人間を縛り付けられているものの正体は意外と単純で身近です。
ところが、それに気づく人は少なく、むしろ警戒心なく近づいて、そのまま囚われて一生を終えてしまう人が多く。
人びとを、いかに解放するかということが、仏教徒の使命だと思いました。
仏陀は、悟りを開かれた後、すでに涅槃に入る、つまり生きていても仕方がない、いっそ死んでしまおう、と思われたそうです。
そうですね、自分が見えたら、すべてを見ることが出来、分かってしまったら、もう、本当はそれでいいと思ってしまう。
しかし、そこが終わりではなかった。
そこから始まる旅がありました。
その旅こそ、求めていた旅、歩むべき道でした。
問題も多く、何ともならないこともたくさんあるのだけれど、感謝の気持ちで胸がいっぱいになります。
生きとし生けるもの、ありとあらゆるものに、感謝ー。
きっと、こういう御教歌なのだと思います。
「あな嬉し嬉し嬉しといひ続け やまざる物は南無妙法蓮華経」
こういうの、感じちゃう。
御教歌の解釈が御法門ではないのです。
その心。
本当に、心から、ありがたいと思います。
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