2016年2月4日木曜日

ハチドリのひとしずく展 2 オープニング演奏会

2月14日(日)から
京都佛立ミュージアムの次回企画展
「東日本大震災5年 ハチドリのひとしずく展2 原発×仏教」
が開催され、その初日にオープニングイベントを開催します。

前回の東日本大震災復興支援企画展では、東日本大震災の発災当時を振り返り、それまでのさまざまな復興支援の活動を紹介して、それぞれの「ひとしずく」を考え、行動することを提案しました。それは、震災後の人々の姿に、社会の次元的成長を期待し、未来に希望を見たからです。

そして、震災から5年を迎えようとする今日。

その現実を目の当たりにしたとき、その期待は儚く、希望よりもむしろ絶望を感じることさえあります。

そうした中で、私たちはある一つの言葉に衝撃を受けました。

「原発の危険性に目をつぶってのすべての営みは、砂上の楼閣と言えるし、無責任とも言える。

そのことに国民は気が付いてしまった。

問題は、そこでどういう行動をとるかだと思う。」(『原発訴訟が社会を変える』河合弘之著)

先頃の企画展で自ら提唱した「私にできること」、それぞれの「ひとしずく」。

京都佛立ミュージアムとして、まだできることがあるとの思いに至り、
『仏教のミュージアム』として、これまでに類を見ない、ならではの視点から、あえて賛否両論のテーマに挑戦したいと思っております。

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展示中は毎日映画上映!
 閉館時は上映しておりませんので開館日をご確認ください。

 映画 「日本と原発 4年後」
 (製作・監督:河合弘之/制作・配給:Kプロジェクト/2時間18分/2015年)

 場所: 京都佛立ミュージアム 館内
 期間: 開館日(1日2回上映)
 時間: 午前の部  10時30分~(12時50分 終了)
    午後の部  13時~(15時20分終了)
 料金: 500円

 当展示のスーパーバイザー・河合弘之氏が監督として世に送り出した傑作『日本と原発』。その後継作である『日本と原発4年後』。河合弘之監督自ら「脱原発への武器」と位置づける作品を連日上映し、原発に関する不偏の情報を提供して、個々の判断を促したい。さらに、監督の講演会を開催し、より深い関心と理解を訴求する。

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震災復興祈念公演
 「津波ヴァイオリンがやってくる!」=

2016年 2 月 14 日(日)14 時~
場所:京都佛立ミュージアム 
参加費:無料 
連絡先:075-288-3344
2月14日からはじまります、
東日本大震災から5年
「ハチドリのひとしずく展2 〜原発×仏教〜」
の開催を記念したコンサートを行います。

東日本大震災において津波被害を受けた陸前高田の松から製作されたバイオリンの音色を通じて、犠牲者を悼むとともに、震災を想起し、その教訓に学ぶ姿勢を啓発してより良い社会の実現と真の復興を推進します。

※展示期間中に毎日上映される映画「日本と原発 4年後」は2月14日のみ午前中(10時30分〜12時50分)の上映となりますのでご了承ください。

 【演奏者】
 高山佳南子(たかやま かなこ)
京都生まれ。東京藝術大学卒業。第 11 回全日 本ジュニアクラシック音楽コンクール高校生 部門第 1 位。第 13 回同コンクール弦楽器の 部大学生部門第 1 位。サイトウ・キネン・フェ スティバル小澤征爾音楽塾など、国内外の講 習会や音楽祭に参加。ソロ・室内楽で自主演 奏会も行う。これまでに小室由利恵、保井頌 子、若林暢、澤和樹、野口千代光の各氏に師事。 2012 年 9 月~ 2015 年 2 月、兵庫芸術文化 センター管弦楽団コアメンバー。2015 年 3 月より、大阪フィルハーモニー交響楽団ヴァ イオリン奏者。

 川田理絵(かわだ りえ)
京都市立芸術大学音楽部ピアノ科卒業。ドイツ国立ヴュルツブルク音楽大学、大学院を卒業。ドイツ国家演奏家資格を取得。京都ピアノコンクール 銀賞 ( 金賞なし )、宝塚ベガ学生ピアノコンクール 第 1 位、第 15 回日本クラシック音楽コンクール最高位、バッハ国際ピアノコンクール 第4位、第8回ウィーン国際ピアニストコンクール 第 2 位、ミュンヘンスタインウェイコンクール第 1 位を受賞。2012 年に帰国後、リサイタルや奈良フィルハーモニー管弦楽団との共演、室内楽コンサートに出演。ドイツでもリサイタルを開催。これまでに椋木 裕子、インゲ・ロザー、ベルント・グレムザー、村田理夏子の各氏に師事。

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