2016年11月23日水曜日

僕たちの命

勤労感謝の日。


お野菜がとても高い昨今。


あらためて、今年も食物が育ってくれたこと、育ててくださったことに感謝いたします-。


今日は午後に一席の教区御講。


朝、横浜の空を見ると「モーニンググローリー」のような、雲の中に大きな段が見えました。


不思議-。


今夜から関東でも雪が降るとのこと。


気圧の谷、空の上で北風と南風がぶつかり合っているのかな。


ネパールから帰国して5日。


「アキラ・オバラ」という人物が、サムンドゥラデヴィやスンカニの村々の中で語り継がれ、大きな存在になっていることを実感しました。


去年のスケジュール帳。


11月16日からはほとんど空白のまま。


一年前の今頃、日本に彼を連れて戻って来て、告別式を奉修しました。


http://hbs-seijun.blogspot.jp/2015/11/blog-post_91.html


サムンドゥラデヴィへの道は本当に険しい。


スンカニ村の題目塔までは、きっと誰でも行けるでしょう。


少しご高齢でも、足が悪くても、ここまでは車でたどり着けます。


HBSハウスは本当に素晴らしい建物ですし、きれいで快適な水洗トイレも完成しています。


ゆったりとした長期滞在も出来ますから、これからたくさんの方にお越しいただきたいと思います。


24日、HBSネパールのメンバー全員で会議、メインテインのためのルールや責任を決めて正式に運用を開始します。


サムンドゥラデヴィの学校では、生徒たちがとても楽しそうでした。


前々回、震災でご両親を亡くし、身寄りが無いと聞いていた男の子が、一人で前に出て踊り始めました。


そうしたら、理事会の会長も、他の生徒も踊ってくれました。


僕も校長先生と手をつなぎながら踊りました。


感動や喜びを、踊りにして表してくれるのだそうです。


生徒たちの水色の制服がまぶしかった。


事故が起こった現場のお看経では、なぜかまぶしい光を感じました。


ミルキーババの家に行きたかったけど、今回はやめておきました。


次回、ゆっくり伺います。


ビカスの家は大地震で完全に倒壊し、今も自前の仮設住宅に住んでいます。


壁も屋根もトタンで出来た家。


泊めてもらうのは3度目で、深い愛着が生まれています。


一日に何度も見返すほど、ガンガとジャムナがかわいくて仕方ない。


本当にいたずらっ子で、起きている間はいたずらやいじわるをしてくるから油断できない。


でも、あっという間に隣で眠り始めてしまったりする。


まるで本物のネコみたいに愛くるしい。


家の真ん中にある柱にご奉安させていただいた御本尊。


簡易中の簡易のご荘厳ですが、家族全員で御題目をお唱えし、大切にお給仕してくれています。


平和題目塔で行われた夜の法要。


真摯に手を合わせている姿に心打たれました。


人の命は誰かと重なることによって輝く。


星の数ほど、毎日生まれては消えてゆく命の中で、これほど大きく輝いた命があるかな。


旭が亡くなって、僕たちはここまで歩んできました。


彼の命は、きっとネパールだけではなく、インドにも、スリランカにも、他の国々にも、日本にも戻り、僕たちを前進させてくれると信じています。


朝から重たいかな(汗)。


13時から教区御講です。

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