2016年11月25日金曜日

火を眺めて

昨夜はお通夜、今日告別式を勤めさせていただきました。


私が25才くらだったでしょうか。お助行に伺った時、書棚にある本を拝見し、その印象がずっと心にありました。


穏やかで、優しい人柄の中に、河合継之助のような確固たる死生観を持った方と思っていました。


河合継之助は官軍との戦闘で傷つき、自身の死を悟った時、近くに仕えていた者に自分を焼く火を起こさせたと言います。


一晩中、彼はその火を眺めていたと近習の者が残し伝えています。


「まず臨終のことを習いなさい。それから他のことを学びなさい。」


このように教えていただいていても、なかなかそんな人物に出会うことはありません。


言うのとやるのでは天地水火の違いがあります。ましてや自分の死は一度しか訪れない。自分以外の死はいつもどこか他人事です。


昨夜はそのようなことをお話しました。


いま空港に向かっています。


これから福岡、明日は一年前ネパールで一緒だった北崎立耕師の結婚披露宴です。

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