昨夜遅く、清水清康師、兼子清顕師、黒崎とし子さんが、ネパールに向けて出発いたしました。
彼らは「一騎当千」の佛立教務。
「人数によらず」という佛立のプリンシプルは、一騎当千の本物を求めて、本物を作る、本物を目指すことです。
困難であればあるほど頼りになる。
ちょっとやそっとのことでは全く動じない。
妙深寺でのご奉公、海外の最前線でのご奉公、緊急時災害支援のご奉公、お坊さんなのに訓練されたハイパーレスキューみたいな、一騎当千の教務。
そういう鍛え方、そういう場数を、ずっと踏んできているから、「彼らならば大丈夫だ」と思えます。
大学時代から、清康ことヤスは僕と一緒に地獄のような現場で不眠不休の修行をしていました。
ミシシッピ川を下るアメリカ縦断も、ヤスが一緒でした。
大学時代、清顕ことリュウジくんは、得度を決意し、一緒にアメリカを横断しました。
それぞれ、あれから18年、11年。
相変わらずむちゃくちゃな最前線のご奉公が続きますが、妙深寺には一騎当千の教務が揃っていると思っていますし、若手もそこを目指してくれていると信じています。
自坊でも外でも、国内でも海外でも、生きている間は佛立魂で、精一杯のご奉公をさせていただく。
これが僕たちがたどり着いた意義ある命の使い方、唯一、喜びを感じられる生き方です。
教務なのだから、当たり前です。
この数日でも、痛ましい事件や事故が続き、手を合わせて祈るしかないような日々です。
特に幼いお子さんを巻き込んだ事故には、本当に心臓を刺されるような痛みを感じます。
本人はもとより、ご両親の気持ちを察すると、本当にいたたまれない。
今朝、博多駅前で起きた大きな陥没事故を見ても、技術立国の日本とは思えない映像で、どこで、何かあるか分からないことを、まざまざと痛感しました。
坂本龍馬の言葉ではないけれど、「風呂より出でんとして転び、キンタマをつめわりて死ぬる者もあり。それと比べて私などは~」という人間のそれぞれの一生。
だからこそ、同じく命を使うならば、よりよい生き方のために使いたい。
長生き、養生、アンチエイジングも大切ですが、やはり何年生きるかではなく、どう生きるか、だと思います。
清康師、清顕師、とし子さん、そして清行師、淳亜師、みんなのご奉公は、必ずや歴史に残る。
カトマンズは寒暖の差が激しく、夜はひどく冷え込むそうです。
また、マスクを付けなければならないほど空気も汚れているとか。
美しいヒマラヤ、青い空や澄んだ川がありながら、悲しいな。
とにかく、みんなの無事ご奉公成就を願うばかり。
追いかけます。
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