今日は先住松風院日爽上人の祥月ご命日。
心の奥底から敬愛する父であり、「佛立魂」を教えてくださった大恩師です。本物の佛立教務、最後の佛立侍。南無妙法蓮華経。
妙深寺には佛立第十五世講有 日晨上人と先住の会談テープが15本ほど残されています。
京都生まれの先住は20代で大本寺 乗泉寺の末寺、信廣会門下・妙深寺の住職となりました。
だからこそ、誰よりも親しく日晨上人の元へ通い、特に日博上人の御13回忌までの12年間は毎月のように世田谷別院へ伺って、微に入り細に入りご指導をいただき、ご奉公されていました。
これらのテープはテーブルの上に録音機を置いて収録されていたもので「盗撮」ではありません。「いまテープをひっくり返します」などの音声も残っています。
しかし、日晨上人は録音されていることを意識なさりつつ、恐ろしいほど具体的に、辛辣に、多岐にわたって、ありのままお話をされています。
先日、本山の隣地について語られている箇所があり驚きました。長松清涼師から隣地の状況について報告を受け、これに対してハッキリとお答えになっています。
・隣地は購入すべき
・佛立会館の土地は売却してもいい
・不便を解消する
・表側5メートルくらいはお店をさせて地域貢献してもいい
・お寺の繁栄は地域の繁栄でなければならない
・市会議員の方とも協働し、継続的に活動して取得する姿勢が大切
知恩報恩。師恩と忘恩。
時代は変わり、状況も変わりますが、自分たちの器の小ささを棚に上げて、ご奉公していては衰退する一方です。ある時は頭にいただき、ある時は尻に敷きではどうしようもありません。
歴史を知り、大切にし、先師上人のご奉公を受け継ぎ、師匠の恩に真に報いるべく生きてこそ、価値があります。
テープに残されている会話に驚きました。
しっかりとご奉公させていただきたいと思いました。
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