9月末、難民キャンプへのご奉公を終えた帰りにシンガポールに寄らせていただきました。シンガポールに着いたその夜、ジェッド氏と初めてお会いしました。その時の会話をこのブログにも書きましたが、まだご信心を始めるとか、そういうところまで感じられませんでした。様々な問題を抱えていること、中国系仏教からキリスト教まで、いろいろな宗教を知っていて、体験もありますが、確固たる信仰を持っていない。ここから、宥華さんが、丁寧にお話をして、お父さまやお祖母さまのご回向、自宅での御題目口唱、謗法払いなどをしてこられて、今日の御本尊ご奉安に至ったのです。
今日、ディリーパ君もご奉公できることは、本当におはからいに違いありません。だって、無料で、格安チケットだったディリーパ君のチケットが変更できてしまった。シンガポールに数日間滞在できるなんて、本当に有難い。今夜、私のフライトはミッドナイトの1時過ぎですが、ディリーパ君は21時くらい。それまで、一緒にご奉公してくれます。ありがたいです。
最近、本当に「一人が変われば世界が変わる」ということを実感します。人間、一人一人、とてつもないパワーを持っていますね。自分では気づかないかもしれませんが、生きている、その存在それだけで、自分一人ではなく、とてつもない影響を周りに与えながら、全部つながって成立しているのがこの世界です。部屋の中に閉じこもっていても、それでも、その人には大変な影響力があります。一人が変わる。このことは、良くも悪くも、とてつもない影響を世界に与えている。これは、選ばれたすごい人だけが影響を与えているということではありません。もちろん、悪の道でも、善の道でも、その覚悟や決意、思いの強さによって影響力は変わってくるかもしれませんが、そうでなくても、大変な影響力を、一人一人が持っていることに気づくことが第一段階だと思います。
そして、影響力を持っているのだから、人は、自分の生き方を、自分のためにも、世界のためにも、使えるように、意識して、気づいて、生き直していかなければならないと思います。その人が、本当に価値ある命の使い方、御仏の示された生き方をスタートさせた時、特に、「菩薩」としての生き方をはじめた時、世界が変わっていきます。いま、世界が変わっていることを感じます。それは、組織の力とか、お金の力、政治の力とかではなく、一人一人のご信心から、変わり始めているのです。これが実感です。
それが、スリランカであろうと、ブラジルであろうと、シンガポールであろうと、日本であろうと、横浜、京都、大阪であろうと、世界はより良く変わっている。それを実現するのは、一人一人の「アクション」です。仏教は「アクション」です。愚痴っていたり、腐っていたり、陰口を言っている暇はありませんし、それだけでは何も生み出しません。法華経で仏陀が仰せの通り、世界を変えるのは「一念信解・初随喜」の人であり、シンプルでウブな喜び、ストレートなアクション、言葉と行動だと思います。それ以外は、遠回りのように感じます。
とにかく、今日のご奉公に頑張ります。深夜、帰国の便に搭乗します。
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