2009年11月1日日曜日

妙深寺報 11月号

 今月、1日に発行の妙深寺報(涙)。ここ最近、少し遅れ気味の意発刊となっていたので、頑張ってくれた。11月は1日が日曜日なので、この日に寺報があるのと無いのとでは違う。プレッシャーをかけ続けて、完成(汗)。編集チーム、本当にご苦労さまでした。


 今月の14日、15日は妙深寺の平成21年度 高祖会。「恩を知り、恩に報いる。~いま、私にできること~」をテーマに奉修させていただく。そのコンセプトや奉修の詳細についても載せさせていただいている。

 巻頭言は、今回はギブアップ。完成度が低い。言い訳してしまう。時間が限られていて、風邪もあって、推敲が足りなかった。普通、誰が読んでも分かっていただけるように言葉を選び、段落を分けていくのだが、今回は、感じたことをそのまま書いてしまっている感じ。論点がぼやけてる。これじゃブログだ。ごめんなさい(汗)。

 しかし、この後ブログに掲載させていただくが、何とか上手に受け取っていただきたいと思う。社会の第一線にいる方々が、どれほど厳しい状況にあり、それでも負けずに奮闘しているか。特に、自動車に関連する産業は、圧倒的なスピードで変化を求められていること。極めて厳しい勝負の世界というか、「オール・オア・ナッシング(全てか、無か)」という鬼気迫る思いでお仕事をされていることを書かせていただいた。

 その上で、まず、危機感と安心感のバランスを持っていただきたいということを書いた。何度も書いたが、「人間の本業」からすれば企業人として神経をすり減らすのみではバランスを失う。大切なものを見失う。過酷な競争社会の中でも、バランスを失わず、危機感と安心感の双方を上手に抱いて生きていく道が御題目のご信心にはある。「人生の損益分岐点」も含めて、読んでいただきたいと思う。ずっと、同じようなことを書いているが。

 論点がほやけてしまったのは、「ご信心は有難い」という側の、「信心の世界」に生きる人々に対して、危機感が欠如している人が多く、そうした人に「危機感を持て」と伝えたいという気持ちがあったからだろう。スリランカの人たちは、こうしたことは、あまりに御題目がパワフルだから起こるのではないかと言っておられた。官僚機構や官僚の方々が批判を受けるのは、システムやルールに守られているために、多くの社会人が抱くべき危機感を失い、人々の心から乖離していくからだと考えられる。私たち宗教者も基本的に同じような側面があるのではないか。「教え」に守られて、先師が築いてくださった「システム」に守られている。ここで、危機感を失って、怠惰になれば、あっという間に人々の心から離れてしまう。「お坊さんは、社会から離れているからいい」という考えもあるかもしれないが、そういう話ではない。

 いずれにしても、巻頭言で書くようなことではなかったかと、出稿してから反省している。もちろん、ご信者のみなさま一人一人にとって大切な姿勢、今こそ持っておかなければならない要点を書いたつもりではあるが、思いが巡り、文章にまとまりがなくなったことを申し訳なく思う。

 さて、編集責任者の清従師から広報部関連のご奉公者にメールが送られた。紹介したい。

「ありがとうございます。清従です。
寺報11月号、みなさまのおかげをもちまして、無事に出稿いたしました。 何ヶ月かぶりの1日発行です。
今月も、教区お講でのお話は本当にありがたいお話ばかりで、文字起こしをしているこちらまで、聞いていて笑いあり涙あり。 こんな感動的なお講が、毎月ライブで行われている妙深寺って、本当に凄いと思います。受持でない、他の教区のご信者さんでも、声を聞かせてもらっていると、なんだか身近に感じられ、お寺で見かけたとき、 ついつい「こないだのお話は本当によいお話でしたね」って声をかけてしまいます。
こうして、すべての教区の声が聞けるというのも、寺報編集員の喜びの一つですね。
特に、今月も田代さんは文字起こしを手伝ってくれて、また、千葉教区のボイスがなかったんですが、思い出して書いてくれました。もう完璧です!
一言、教養会の記事もありがとうございました。裏表紙もあの時間からよくできたと思います。
今月は、高祖会に向けたPR記事の部分で、久しぶりに若手教務でブレーンストーミングしました。
いま、ご住職が目指されているのは何か。それをご信者に伝えるにはどうしたらよいか。おもしろいのは、みんな最終的に目指しているところは一つなのですが、そこへの導き方として、いろいろと意見が割れること。最近は何も言わなくても分かるようになったぶん、夜中に語り合うことも減りましたが、昔は毎月していましたね。
とは言うものの、そこで話した1割も誌面にできていないようにも思いますが…。ムズカシイデス。
何はともあれ、この年末から、来年にかけて、弘通方針の切り替えもありますので、また新しい流れを産み出していくことになります。
来月も、ご協力、よろしくお願いいたします。」


 発刊までのプロセスで、いろいろなことを感じてくれている。実際に、教務部でも話し合いを持ってくれていることが嬉しい。今月も、素晴らしい寺報です。ありがとうございます。

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