2009年11月13日金曜日

手作りの座椅子

明日は妙深寺の高祖会第一座です。雨の予報です。とても残念ですが、まだ諦めません。「家にも、人にも、屋根の漏れは雨が教へる」との御指南です。だから、ありがたい。諦めず、でも謙虚に、ここが功徳の積みどころだと思って、ご奉公、お参詣させていただきましょう。

誰しも雨は嫌い。お会式の雨は御罰かもしれない。考えてみればまだまだ自慢出来るご奉公もありませんし、慢心して、調子に乗っているかもしれません。でも、改良点があるのに教えていただけないのは一番恐ろしいものです。「御罰即御利益也。御罰の当たらぬは真の御罰也」と御指南されているのですから。「真の御罰」とは、サインが消えること。サインを自分勝手に解釈し出すこと。「順次生堕獄する故に現罰なし」という恐ろしい御妙判に当たります。本当に、迷いなく、御本意にかなったご奉公をしていると胸を張れるなら、「詮ずるところは、天も捨て給へ、諸難にも遭へ、身命を期とせん」と、お祖師さまと同じ心境にいたるのでしょうが。とにかく、御題目にお縋りし、ご宝前にお願いして、明日、明後日の高祖会のご奉公をさせていただきましょう。

さて、写真は、今年ご本尊を奉安された京都のご信者さんが、手作りで作ってくださった座椅子です。中身は牛乳パックだそうです。一人暮らしで大変だったとのことですが、牛乳パックを10個集めて、生地屋さんに行ってキルティングを買い、手縫いで作ってくださいました。麸屋町の長松寺の、古くなった座椅子を見て作ろうと思ってくださったそうで、本当のご奉公だと思って感激しました。

私たちも、みんなで、謙虚に、前向きに、自発的に、こうしたご奉公ができるようになりたいもねです。ケネディの演説ではありませんが、御法さまから何がいただけるかを考えるのではなく、御法さまのために何ができるかを考えるように。

ありがとうございます。

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