2015年3月28日土曜日

湖の畔にある思い出の木

2011年の12月でした。

長男を連れて、スリランカのご奉公に来ました。

あの時、最終日にラジさんのお宅へお助行に行き、長男を歓待してくれました。

「ラジ姉さんのプレゼント」 2011年12月27日
http://hbs-seijun.blogspot.com/2011/12/blog-post_9335.html?m=1

ラジさんとの出会いから、もう10年以上が経ちました。スリランカや日本はもちろん、インド各地を一緒に巡り、彼女の素晴らしい人間性や精神性に感動してきました。

そのラジさんが、長男との海外ご奉公の記念にと、玄関の前に植樹させてくださいました。

私は、ちょうど文能昇進ということになり、日号という、もう一つの僧侶の名前を「日桜」と選ばせていただいた直後でした。

私なりに「桜」を選んだ理由、「桜」しかなかった理由がありました。

桜満開の中、先住に教えていただいた佛立魂。

妙深寺の本化桜。

「咲く咲く常住、散る散る常住」

賑やかしという悪い意味もありますが、日本の国花でもあります。

その選定について、ラジさんは言いました。

「桜は、その満開の美しさと散り際の潔さから命が短いと思われている。今の世界の状況や日本が置かれている状況、その中にある本門佛立宗のご弘通の状況を見ていたら、「細々と長生きして」なんて言っていられない。宇宙に衝撃を与えるような、沈滞した何かを変えられるような生き方をしなければならない。そのためには、誰かが命を削る必要がある。命を削っても、いいと思っているのでしょう。だから、あなたは桜という名前を選んだのでしょう」

ここまで、思ってくださる方、ラジさんという方がいてくれて、本当に有難いです。

長男との思い出の樹。

立派に育っていました。

玄関に入る前に、しっかりとチェックして、写真を撮りました。

「この美しい国の、湖の畔に、息子さんとの思い出の木があることを、いつまでも覚えていて」

ラジさんの言葉どおりです。

大変な渋滞でしたが、福岡御導師と、コレイア御導師と一緒に、こうしてお助行に寄らせていただいて、本当によかった、有難かった。

翌日からインドに帰るとのことでした。

また、いろいろとお力添えをいただきたいと思っています。

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