2010年5月30日日曜日

エッセンス

69名のお参詣をいただいて、感動溢れる三祖会を奉修させていただきました。今日まで準備を重ねてきてくださったご信者の皆さま、本当にありがとうございました。

感動したポイントがたくさんあり過ぎて、一つ一つを挙げたらきりがありません。とにかく、ご奉公に当たってくださった一人一人が、よくよく心を尽くして、何とかご弘通にプラスになるように、お教化に進み出せるように、お参詣者の信心の改良や増進ができるようにと、考えて考えて、ご奉公くださったと思います。本当に素晴らしかった。小さいながらも、ご奉公の原点を学ばせていただくことが出来ました。

やはり、ご弘通は心であり、異体同心です。これを、規則やマニュアルで何とか作り上げようとしてしまいますが、それこそ砂城の楼閣です。心を一つにする修行が大切。規則や制度で一つにするというのもありますが、それは入り口であり、逆効果になることもあります。

ご信心、ご奉公をさせていただく私たち、教務さん、ご信者さん、いま心は一つですか?同じ方向を見れていますか?そう問いかけ、確認することが大切かもしれません。

規則だから、決まったから、前からそうだから、言われたから、ではなく、もっと、心と心のつながりを見据えなければなりません。

いつでも、ピタッ、ピタッと一致する。多くを語らなくても分かり合える。こうなれば、何をさせていただいても、成功します。マニュアルがなくても、シナリオがなくても、細かな指示や規則がなくても、うまくいくんですね。ありがたいし、あたたかいんですね。

私は、ある時から、大切なのは魂(スピリット)だと確信し、若い清顕や清翔などのお弟子さんにも、その気持ちで向き合い、見守り、育成しています。

何はなくとも佛立の魂がなければならない。このスピリットを知り、身につけることが大事だと、ここしか教えていないような気がするほどです。

何が出来ても、何を知っていても、佛立のスピリットを知らない、そこから外れているようならダメ。話にならない。見込みなし。だから、思い切り叱ります。

大切なのは、佛立の心です。それがプリモーディアル、それが佛立のエッセンス。

ここに気付いてくれたら、それがインストールできたら、身体に刻み込めたら、もう心配ない。自分がいなくなっても、間違わずに、ご弘通ご奉公してくれるだろうと信じられます。

逆に、佛立の心、佛立の魂、エッセンスを教えずに、その周辺、ディテール、枝葉末節を学ばせるのが佛立の教育だ、弟子教育だ、信徒教育だと勘違いしたら、次々に習い損じてバラバラになってゆくと思います。そんな事例を目の当たりにして、痛切にそう思うようになりました。いくら規則や制度を作っても、もっと根っこを見据えないと。

話が逸れましたが、本当に、素晴らしいご奉公でした。あれほど、涙を流しながらご奉公し、御法門を聴聞くださり、ご供養をいただき、水分がなくなってしまわないか心配でした。

だからこそ、本当に有難い、素晴らしい三祖会だったと確信しています。

快晴は、ご褒美でしょう。しかし、気を緩めずに、さらに、本当のご弘通に精進しましょう。来年は、100名のお参詣が目標かな(笑)。

ありがとうございます。

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