2013年11月27日水曜日

フィリピンご奉公2日目

フィリピンでのご奉公、2日目の報告をいただきました。

下記、転載させていただきます。

御住職
教務部のみなさま

ありがとうございます。清顕です。

今日は朝7時30分にホテルを出発し、今回支援の主たる活動となる支援物資の配布を行いました。

フィリピンにはバランガイという自治組織があり、私たちが拠点にしているバランガイであるマニパヨ地区には131世帯があり、近隣のバランガイを入れると約500世帯となります。

今回は遠妙寺のお講師方と現地のバランガイのリーダーたちが綿密に打合せをし、相手のニーズに応え、不公平にならないよう配慮された支援が展開されました。

遠妙寺のお講師方がお米1トンやニーズのある日用品を現地で調達し、昨日のうちにみんなで袋詰めをし、拠点となる131世帯はチームを作り、分担をして、一軒一軒廻って支援物資をお渡ししました。残りの約370件には配給場所のホールへ来ていただき、一人一人手渡しさせていただきました。

配布するお宅へ廻っていると海岸沿いではありませんが、台風の豪雨で人間の首のすぐ下まで水が浸水したり、家が全壊し、跡形もないお宅もありました。ほかにも半壊している家屋や大木の倒壊がいたるところにあり、それによって怪我をしたり、家屋が壊れたりしていました。

お渡しする時に、これは日本の本門佛立宗からの支援です、一緒に南無妙法蓮華経と唱えて下さい、この言葉は仏陀への感謝の言葉であり、災害からの復興、みんなの幸せを願う言葉ですとお伝えし、共に御題目を一唱させていただきました。

私たちが現地の人とすれ違うと「サンキュー」のかわりに「ナムミョウホウレンゲキョウ」と挨拶してくれたりしました。村の所々で御題目が聞こえておりました。

私たちが活動した地域よりさらに北部では被害も深刻で、ひとつの小さな島は丸ごと流され、多くの犠牲者が出たということでした。このパナイもそうですが、政府は情報を収集しきれず、やはり支援は行き届いてない状態です。

明日はマニパヨ地区の被災された小学校で、できることは限られますが、支援活動をさせていただきます。

清信師と小原くんも物資の配布や撮影など、元気に活躍してくれております。

ネット環境の関係で写真は後ほどアップします。

ありがとうございます。

清顕、拝

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