もう、12日になってしまいました。あっという間です。
本当に、無事に「ブラジルと仏教展」をスタート出来て、よかった。心から、ホッとしています。
是非、来年の2月1日まで開催しておりますので、京都を訪れる機会がありましたら、京都佛立ミュージアムまで足をお運びいただき、ゆっくりご覧いただければと思います。
オープニング映像から、内容盛りだくさんの、展示があります。
時間がかかるかもしれませんが、106年分ですので、ご容赦ください。
せっかくならば、じっくりお読みいただきたいです。
そして、エンディング映像があります。
最後の映像です。
一緒にブラジルに行った亀村くんが、作ってくれました。
本当に、素晴らしい、美しい映像です。
自分たちでほめるのは、よくないかもしれないけれど、けれども、けれども、とっても素晴らしい映像です。
伝えたいことが、つまってます。
必死に作ったからかもしれませんが、涙が出るというか、泣くというか、最後は嗚咽しながら、観ました。
微修正をしながら、進めてゆきますので、よろしくお願いいたします。
残念ながら、賢治展の時と同じように、エンディングの映像だけは、展示期間が終了した後で公開したいと思います。
展示を見ていただかないと、分からない映像ですので。
さて、11日でした。
その日は、その日の、特別なご奉公がありました。
京都では、京都が震源の地震がありましたね。
全部、必然であることを、これでもか、これでもか、これでもか、と教えてくださっているのだと思います。
世界中が敵になってしまっても、信じてあげなければならないことがあります。
火中の栗を拾うことこそ、僕たちの使命だと信じたい。
お祖師さまはお示しです。
「無顧の悪人も猶妻子を慈愛す」
こんな、すてきな、希望のある、教えはないです。
それこそ、ブラジルのラジオ番組で、コレイア師が答えた言葉。
世界最大級のキリスト教国にあって、仏教では悪魔をどのように捉えているかと聞かれたコレイア師は、即答した。
「お教化の対象です」
アングリマーラも、ブッダの足跡の中に登場する、忘れられない人です。
手塚治虫氏が『ブッダ』に登場させたヴィサーカーも、仏教の本質を伝える上で的を得た、象徴的な存在です。
大切なことは、いい原因を作ること、積み重ねてきた罪障を消滅する、善なる行い、アクション。
そこに、転換できる。
転換できるようにように、支えることが大切なのだと思います。
日水上人の歌が、耳の奥で、鳴り響きます。
「あぁ、茨木日水上人、あなたのように強くなりたい」
ポルトガル語ですが、そう、ブラジルの人たちは、歌っているから。
エンディング映像のラストは、この歌です。
ここで、涙が溢れ出てしまいます。
大きな夢を背負った彼は、遥かな国からやってきた。
強い信心と根気強さとで、希望でしかなかったものを実現した。
歩みゆく道にも何もかも、信じられなくなった人々を勇気づけた。
ああ、茨木日水上人。あなたのように強くなりたい。
法華経のみ教えを学び、どこへ行っても信を伝えたい。
東日本大震災から、3年3ヶ月の今日、噛み締めさせていただきました。
本当に、ありがたいです。
まだまだ、精一杯、頑張らなければもったいない。
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