2022年11月5日土曜日

ブラジルの修学塾
















ロンドリーナ空港から空路でサンパウロに戻り、夕食をいただいてホテルの部屋に戻ったのは23時。服を着たまま寝ていました。


昨日は午前中3時間、午後2時間、修学塾の授業を担当させていただきました。ブラジル教務会から『妙講一座』についての授業をするようにと御題をいただき、精一杯ご奉公いたしました。


質疑応答にもたっぷりと時間を取り、素朴な疑問から具体的な事例やテーマまで、活発に議論できました。


あらゆるご奉公の課題や御法門、教学、宗義は『妙講一座』に集約されます。それほど普遍的で重要なものが『妙講一座』です。ありがたいです。


また、ブラジルならではの課題も議論しました。御法門や教導方法には「勧戒」や「与奪」の二門があります。ブラジルに来られた御導師のご指導にもこの二門があり、この二門を踏まえて頂戴しなければ「ちんぷんかんぷん」になってしまうこともあります。


「いけないと言われた」「いいと言われた」「こうしなさいと教えていただいた」「それはダメと言われた」というものです。以前からお聞きしているテーマですが、私がここで二者択一や断定をするのではなく、「勧戒」や「与奪」の二門を踏まえて素直に頂戴することが大事、とお話しました。


『妙講一座』にも開導聖人は拝読の仕方は「導師や信徒に任せる」というフレキシブルな部分を残してくださっています。なぜなら「すべてが御題目口唱のため」の要義を納めたものだからで、そこから外れてはいけない、それを外さないこと、が最も大切だからです。


一本の筋が通った教えであり、別の側面から見ればフレキシブル。だからこそ世界中で通用する。曖昧な部分があるというよりも、むしろ普遍的であることの良い面を尊く思います。


いろいろな議論を重ねて、夜はマリオ・池田さんのお宅へ伺いました。水野さんファミリーともお会いできて、有意義な時間を過ごしました。またまた深夜となりました。


サランジの本妙寺からロンドリーナに戻り、伯是師のお墓参り、そしてサンパウロ。遠方のご奉公はこれで終了し、今日と明日が日教寺の御会式、ブラジル教区の高祖日蓮大士ご降誕800年慶讃別修法要です。

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