2022年11月12日土曜日

Torne o impossível possível.


昨日午後、鈴木日樹御導師は高知佛立寺まで無事ご帰山されました。節子さまも同じくご帰山され、福岡清耀師もご自坊の神戸 正法寺に無事帰山できました。


長々期間にわたるブラジル教区への特命巡教が無事に完了したこととなります。御法さまのご加護はもとより、鈴木御導師の揺るぎないご信心、ご奉公へのご覚悟、節子さまのお給仕、清耀師の随身、ブラジル教区みなさまの配慮の行き届いたご奉公のおかげと、心から随喜、感動しております。


本当に、本当に、ありがとうございました。


パンデミック、バイオハザードを乗り越えて、こうして海外出張ご奉公が再開し、85才の御導師が長期のご奉公を無事に円成くださったことは、これまで以上、最大の意味や価値があります。本当に、ありがたいです。


日教寺移転のこともあり、パンデミックの前後、4年前、3年前、そして今回と、3度ブラジルへ渡航させていただいたことになります。


今回も、本当に心にしみました。


特に、パンデミック中、SNSでの交流が増え、ブラジルにも顔見知りのご信者さんが多くおられ、心近くに感じる方々、日頃の様子を知っている方が多くおられました。毎日のようにYouTubeでお参りし、御法門や体験談を聴聞くださっている方も多くいて、感激でした。


忌まわしきコロナ禍が、私たちを進化させ、心を近づけてくれたことを感じました。時間、空間、距離、言葉の壁を飛び越え、これからももっと心の距離を縮めて、異体同心でご奉公させていただきたいと思います。


コレイア教区長、ブラジル教区 御導師、ご住職、御講師方。ブラジル教区の素晴らしい佛立夫人の皆さま、ブラジル教区 理事長、大槻マリオさま、次期理事長 植松さんご夫妻、日教寺 事務局長 東原さんご夫妻、各寺院の事務局長、婦人会をはじめとする教養各会のみなさま、ブラジル教区すべてのご信者の皆さま、本当にありがとうございました。


長い滞在中、鈴木御導師はじめ、それぞれの衣類を寝る間もなく、洗濯、そして乾燥と、陰でご奉公してくださったあきこ奥さま、教務夫人の皆さま、心から感謝しております。ありがとうございました。


何度も美味しいご供養をご用意いただいた日教寺婦人会の皆さまにも、いつもながら感謝感激でした。本当に、ありがとうございました。


日教寺をはじめ、各地、各寺院で、素晴らしい佛立教講の皆さまにお会いできたこと、ご奉公いただいたことは、今回もまた、今生人界、最幸の思い出、宝物となりました。


揺るぎないご信心のお手本のような植松さん。ずっと運転のご奉公をしてくださり、心配になるほどでした。ずっと、ずっと、運転してくださった。今回だけではないです、3人のご住職が亡くなられた時も、ずっとご一緒くださいました。


思い定めのご信心。絶対にブレないご信心。気持ちがすれ違うことも、意見が対立することも、時にはぶつかることもある中で、絶対にズレないご信心。本当に、いつも、ありがたいです。


「我身をくだりて人を立て、徳は人にゆづりて苦労は我に引きうくるようにするを本因妙と申候。此の修行の心得は横鎚を中に吊りたるようなものにて、向こうへ押せば此方へ来る。御さとりなさるべく候」扇全33115


本因妙という仏法究極の実践修行が「我が身をくだりて人をたて徳は人にゆずりて苦労は我に引きうくるようにする」ことであると言明されています。


すべて他人事で、自分のことだけを追求する人が多い中で、あらゆることを自分のことのように思い、懐に入れて、少しでも誰かの役に立つようにする生き方。最も人間らしい、人間にしか出来ない生き方。難しいです。しかし、難しいから、修行です。功徳にもなり、罪障消滅にもなる。


しかし、日教寺の移転を思えば、この特命巡教はゴールではなくスタートです。ここで再始動し、エンジンをかけてフルスロットルで走り出さなければ日教寺の移転は成就しません。


不退の覚悟、思い定めのご信心、絶対の異体同心。これしかありません。これしかないと愚考します。


これからも、今生人界、ブラジル教区が「ミッション・インポッシブル(missão Impossível)」を可能とするために、フルサポート、できる限りのご奉公をさせていただきます。


不可能を可能に。

Torne o impossível possível.


本当に、ありがとうございました。


Ver você de novo.

Namu Myo Ho Ren Ge Kyo 
Arigatou gozaimasu.

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