草創期から今日に至るまでの歴史と、そこでご奉公くださった方々を、写真やインタビューで丁寧に紹介されていました。素晴らしい映像でした。
寺号公称が成った妙蓮寺。草創期からご奉公くださってきた97才の老婦人のお言葉は、永遠に妙蓮寺教講の胸に刻まれるべきお言葉でした。本物中の本物のご信者のお言葉でした。
「木更津別院が寺号公称して、妙蓮寺というお寺になりました」という言葉に、「本寺の唱題寺のように、しっかりしたお寺にならなければ」と仰せになり、「そのためには何が必要ですか?」という問いかけに、ハッキリと、ほとんど間髪入れず、「異体同心」とお答えになっておられました。97才のお祖母さまが、です。
「異体同心だよ。そっぽ向いてる人が一人でもいたらダメ。そういう人がいたら、またしっかりご宝前にお願いして、心を一つにすること」
本当に、大切なご法門をいただいた思いです。ありがとうございます。本物です。重いです、本当に。
なかなか、自分でお寺を建てられたような、大功労者のご信者さんが、こうした心境でご奉公くださることは、残念ながら、難しい。気負ったり、我が出たり、します。しかし、この方は、若い、少しイケイケ過ぎるご住職と共に、異体同心を説いて、ご奉公された。見習わなければなりません。
竹村ご住職も、信心第一で、嘘偽りがなく、苦労も厭わない、真っ直ぐの、本物の教務だから、本物同士は、分かりますよね。偽物と偽物じゃあ、何をつくろっても、あきません。根っこから、改良しないと。
この97才のご信者さまは、先月の5月27日に寂光へ帰られたのだと、最後のご挨拶で竹村ご住職が教えてくださいました。涙が出ました。寺号公称を見届けて、次の世代の者に「異体同心であれ!」とメッセージを残されて、本当に素晴らしいご帰寂です。
しかも、驚くべきことに、今日は6月27日。そのお方が帰寂されてから、丸一ヶ月後の、ご命日の日。偶然はありません。本当に、有難いメッセージだと思います。
妙蓮寺物語。ありがとうございます。
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