2010年6月13日日曜日

ターニングポイント

あいにくの雨模様となりましたが、長松寺の開導会、日聞上人の100回御忌法要が奉修されました。

お参詣、ご奉公をいただいた皆さま、ありがとうございました。

今日、日聞上人最期の御法門をお配りいたしました。だからとは言えませんが、雨でよかったように思います。この御法門は、極めて厳しい御法門なのですから、中途半端なご弘通ご奉公をしているのにお天気が良くて喜ぶようなことは許されない。もっと、本質を問わなければならないのだから。

日聞上人の御法門は、異体同心の大事を、まさに命を懸けて説かれたもの。

異体同心とは、単に仲良くしなさいという教えではない。信心の弱い私たちが単に仲良くしても、異体同心とは呼べません。

異体同心は、御法さま、お祖師さま、門祖聖人、開導聖人のお心の下で、バラバラになりがちな私たちが一つになる、ということです。これが、とても難しい。

日聞上人は、開導聖人のお心をいただき、まさに、ご自身の命を捨て、削って、師命を果たすためにご奉公されました。佛立の法灯を、絶やさず、損なわず、未来に託すために、如何なる苦難をも怖れず、そこに立ち向かい、ご奉公されました。まさに、開導聖人と日聞上人は、うたがう余地もなく異体同心であらせられました。

いま、このタイミングで、100年の時を超えて、佛立の、異体同心の原点、開導聖人と日聞上人のお姿に学び取る、立ち返ることが、必要だと思います。そうでなければ、自分では佛立だと思っているかもしれないが、それは曲がった、迷った、間違った、変質した佛立かもしれないのだから。

ここに立ち返る。そこにこそ、本当の佛立らしさがあり、佛立の誇りがあります。生きた、本物の仏教、僧俗一体となって末法に立ち向かう人助け集団、世直し集団、菩薩の自覚と誇りを持った方々と出会えるはずです。

とにかく、今だからこそ、日聞上人の最期の御法門を心腑に染め直さなければならないと思います。覚悟、しなければなりません。一分でも、その壮絶なお姿から学び取る。

今日は、自分なりのターニングポイントになりました。本当に、ありがとうございました。

明日、先住がご遷化になられてから10年目の朝を迎えます。約束の日です。何とかたどり着けました。僕にとっては、全てが劇的な現証の御利益、ご法さま以外には決して書けないシナリオ、お陰だと思っています。全ては完璧なタイミングで進行しています。

先住、ありがとうございます。10年、何とかご奉公させていただきました。

ありがとうございます。

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