2012年7月14日土曜日

京都佛立ミュージアムの記事

相変わらず声が出ませんが、下記、京都佛立ミュージアムの佛教タイムスさまが書いてくださった記事です、

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 本門佛立宗は今春、大本山宥清寺にほど近い京都市上京区東竪町に「佛立会館」を竣工。その1階に設けられた「京都佛立ミュージアム」の開館記念式典が6日に行われ、併せて開かれた文化講座「テラコヤスコラ」第1回にも多くの人が参加した。

 テープカットでは山内日開講有や梶本日裔講尊をはじめとした宗内要職のほか、政界、藝術界から9人がハサミを入れてオープン。

 佐藤日凰宗務総長は「私たちの信仰を広く社会に発信し、個人の苦悩の救済やより良い社会の建設に役立ちたいと準備を進めてきました」と語り、宗教者として必要最低限の活動では駄目で「仏教者としての本分を厳しく見直し、平和と安穏を築いていかなければなりません。その発信基地としてこの京都佛立ミュージアムが持つべき役割を果たすと確信しております」と挨拶した。

 来賓からは山田啓二府知事の名代として府文教科参事の山本範子氏が祝辞。混迷する社会にあって「人々の心のよりどころとして宗教の大切さが見直されている中、このミュージアムの役割は非常に大きい」と期待を寄せた。

 スクリーンに長松日扇(清風)開導の生涯や開設の経緯が映し出され、ミュージアム制作担当の長松清潤氏(横浜・妙深寺、京都・長松寺住職)が解説。日扇開導の描いたユーモア溢れる「俗画さとし絵展」や、「もう一人の龍馬展」、東日本大震災復興祈願企画展の予定を紹介し、「当ミュージアムはこうした企画だけでなく、広く地域の方にも使っていただきたい。展覧会や発表会、ワークショップができる談話室を用意しており、無料で使用できます」と、無縁社会から『有縁社会』の中心にあるお寺にしたいと意気込みを見せた。

 続いて、文化講座「テラコヤスコラ」が始まった。「寺子屋」と中世ヨーロッパの「スコラ学」を合成させたネーミング。ミュージアムのロゴを作成したアートディレクターの浅葉克己氏は日扇開導の「俗画さとし絵」や日蓮聖人の文字のデザイン的センスを絶賛。坂本龍馬研究家の小美濃清明氏は、書簡などを繙き「幕末動乱、斬るか斬られるかの世界で、一人でいる時は静かな仏教の心を持っていた」と龍馬が仏教徒だったことを説明し、長松氏が来月出版する『仏教徒 坂本龍馬』も「海援隊が出した3冊の本はほとんど研究されていない」とし、それを読み解いたこの本の出版はとても意義があると述べた。この様子は同館ウェブサイトで視聴できる。

 長松氏は最後に、改めて市民に開かれた弘通をここでやっていただきたいと、僧侶に力強く期待した。

 館内には日扇開導の遺品も多く並べられ、来場者は「幕末・維新の仏教改革者」の活躍に想いを馳せていた。

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