一昨年の12月、スリランカのご奉公に長男を連れてゆきました。学校が休みの日はご奉公が忙しい日ですし、平日もあまり変わりません。ゆっくり一緒に過ごすことのできない父親ですが、この時は息子以上に僕の方が嬉しかったです。
もちろん、スリランカでもシンガポールでもスケジュールはいつもと変わらなかったので、長男にとっては走り回った記憶しかないかもしれません。しかし、それでも貴重な思い出です。
今回のスリランカ出張は一人で向かっています。一人の方がいつもと同じなのですが、少し寂しく感じてしまう(汗)。今はシンガポールのチャンギ空港で5時間ほどの待ち時間。いつもならば一人でパソコンを開けてご奉公したり、落ち着いて集中できるのに、長男と一緒に来た場所にいるとあの時を思い出して、寂しくなってしまうのですね。
そういうこと、あります。幸せだったはずの思い出が、かえって自分の淋しさを募らせて。
飛行機の中で、たくさんの言葉が浮かんで、それをメモしてゆきました。それらは、全くセンチメンタルなものではなく、そういう個々の感情を飛び超えて、極めて普遍的な気づきです。
自分の為すことのすべては、永遠の宇宙に刻まれているのだということを知らなければ、何もかも分からないですよね。分かっていそうな人が分かっていないのは、本人だけれではなく、周りの人、人だけじゃなく、すべてにとって不幸です。
命は、自分のものではない。
結局、語り尽くされてきたことだけれど、本当の敵は自分自身ですよね。周りにはいないわけです。スポ根のドラマでも、映画でも小説でも、同じような「気づき」を語るヒーローやヒロインがいます。本当に、そのとおりです。
立場が違っても、みんなそうです。自分自身も、そうですよ。人間全体もそうなんです。
人間、人類、考えてみたら分かります。自然も脅威じゃない。もしかしたら、他の生物、宇宙人だって、ウイルスだって、本当は脅威じゃない。一番怖いのは人間自身です。だから、それに気づいて、自分に打ち克たないと。人間は、人間に克たなければなりません。
神と悪魔の戦いもないです。人間が人間に勝つしかないんです。
また、このことはゆっくり書いていきたいと思います。法華経本門の教えと信仰は、人類全体の希望であることを、明確に、具体的に、身近に、お伝えしたいです。
シンガポールの時間で23時過ぎのフライトです。地球の回転と一緒に飛んで、0時過ぎにコロンボに到着します。
食事しようと思ったら、長男と一緒に座った席に案内されちゃった。さみしーなー(涙)。
2013年5月23日木曜日
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