2009年9月22日火曜日

日蓮が法門は第三の法門なりの事

日蓮が法門は第三の法門なりの事
 (扇全17巻360頁)

「刀は、つくりより、切るが調法、食物は、器より、中が肝心。人間は形ちより、心が肝心。佛法は、寺の大きなるより、依経が肝心也。されば、好要・勧唱・真清(それぞれ組名)等の、人の貴きには、あらず。佛立講は、上行大士、出世の御本懐、本門の肝心、南無妙法蓮華経の貴く、渡らせ下ふ故也。法貴き故に、人貴し。法貴き故に寺貴しとは是也」
「当今、開花の砌は、何もかも、常にひらけ行故に、明治年間の人間は、中々見えや、かざり、では、食ぬやうに、成行候。かかる時節には、真実の本門経王でなくば、遠国の人民も、信は取難し。故に、圧政は、少しも、うけぬ人気也」
 明日の御法門の研鑽中にて、御指南拝見。この御指南書は、本当に厳しく、今の私たちの胸に突き刺さるが、結びの文に、あらためて心が引き締まる。明後日からスリランカに行くので、「遠国の人民も」とあり、開導聖人の御意に、ただただ敬服し、お祖師さまの「第三の法門」とのことを、胸に刻んで、下種のご奉公を、させていただこうと、誓えた。第三の法門は、生きた御法門。生きて、生きて、ご弘通せずにはおられぬ御法門であることを、あらためて想う。
 ディリーパからメールあり。
「Of course we can conduct a chanting in that place.That place is a youth training school inside the refugee camp.Participants will be the students of that school.And also their parents may be there.All those people are Tamils.They have being living in the war area for a long time.Please let me know if you need any more information.」
 全員タミル人。永らく戦争の中にいた。難民キャンプの中で口唱会は本当に行えるのかという私の問いに、答えてくれた。「もちろん」と。その参加者は、子どもたち、生徒たち、生徒の家族、全員タミル人です、と。私は、何を、どのようにお話しして良いか、悩んで、考えていたので、この開導聖人の御指南にお出値い出来て、有難く思いました。背中を、押していただけます。「そんなの、いつも分かっているだろ」と思われるかもしれませんが、実際そうではないので。ありがたかった。
 難民キャンプでの口唱会、しっかり御題目を、お唱えして、お聴かせして、お伝えして、と思えました。ありがとうございます。

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