2009年9月30日水曜日

孤軍奮闘。シンガポールでのお教化に

 昨日の早朝スリランカを発ち、シンガポールに到着。そこからホテルへ。シンガポールでは週末にF1が行われていたとのこと。大混雑で、ホテルには到着したがチェックインできず(汗)。クタクタだったが、ロビーでずっと待つことに。参った。
 ようやくチェックインできたのが5時近く。既にシンガポール在住の本門佛立宗のご信者さんとのお約束の時間になっていた。少しお待たせして申し訳なかった。
 今回、何としてもシンガポールに寄らせていただこうとスリランカから1泊の計画を立てた。シンガポールに住んでおられる方からメールをいただき、何とかシンガポールの方をお教化したいということで、お力になれたらと立ち寄ったのだった。
 オーチャード通りに面したビルのカフェでシンガポールで英語教師をしているジェットさんとお会いした。聞いてみると、以前は仏教徒だったが今はクリスチャンとのこと。なぜクリスチャンになったのかというと、救急車で運ばれるほどのひどい喘息を患っていたのだが、ある時友人からキリスト教の教会を紹介され、そこに通うようになってから喘息が改善したという。それから、その教会に通うようになったとのこと。
 まず、彼が信仰していたという仏教団体について聞いてみた。残念ながら私はその仏教団体を知らなかった。そこで、どのような経典を信奉していたかと聞いてみると、よく分からない。ダイヤモンド・スートラやハート・スートラという。さらに聞いてみると、それは中国系の仏教団体で、経典というか、釈尊の「経典」ではなく、違う古代の仏教研究者(名前は知らなかったが)が書いた「教典」だという。
 私は、法華経について説明した。私たちは法華経、ロータス・スートラ、サッダルマ・プンダリーキャ・スートラという経典を信奉しているということ。駆け足だったが、簡単に法華経について説明。この法華経は、特定の国が信奉しているだけではなく、仏教徒であればその存在を無視することは出来ないほど貴重で、尊ばれている経典であること。それは、釈尊最晩年に説かれた経典であり、そこにはあらゆる釈尊の教説が説き明かされていること。そして、その経典の中で、釈尊はご自身のルーツについて明らかにされ、プリモーディアル(根源的)な「久遠本仏」という存在を明らかにされ、そのプリモーディアル・ブッダから、特に末法という時代に特定して、プリモーディアルな御弟子さんに尊い「ダルマ(法)」を届けるように委託されたことを説明。そして、その御弟子は、約750年前に極東の島国、日本に誕生されたこと。
 なぜ、その人こそ法華経の中で釈尊に委託された人物であると特定できたのかというと、それは法華経の中に説かれているとおりの「法難」に遭遇したから。その法難を乗り越えて、彼自身もプリモーディアルな存在であることを自覚され、私たちに「ナムミョウホウレンゲキョウ」というマントラ、ダルマ、ダルマカヤを、届けてくださったことを説明。ここではだいぶ省略。
 もし、事業を起こすか、借金を返すかするために、投資を求めようとしたとする。しかし、同じお金でも、銀行から借りるのと、ヤミ金から借りるのでは、同じお金に違いはないが、その後の結果が異なる。「ベネフィット(利益)」というものも、それぞれの宗教が語るが、本物の宗教、真実の仏教からいただく「御利益」と、そうでないものとの違いがある。
 私がイスラエルに行ったこと。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教が、一つのバイブルから誕生していること。この3宗教のルーツにある旧約聖書の、ヨシュア(英語圏ではジョシュア)記、あるいはヨブ記について。私は、信仰というものを尊重した上で、こうした宗教には危険なDNAがあると思っているし、その3宗教に対して「仏教」という立場から、しっかりと教えを説いていかなければならないと思っていると伝えた。
 そして、この「ナムミョウホウレンゲキョウ」を唱えることによって、どれほど自分の心、身体、家族、過去、現在、未来が変わっていくか。もし、このシンガポール在住の方の家に行って、20分御題目をお唱えしていただけば、その帰り道から、何かが変わることを実感できると思うとお伝えした。
 夕食をいただきながらのお話なので、どこまで伝わったか分からないが、シンガポールで孤軍奮闘お教化をしようと頑張っておられる方のお力になれたらなら嬉しい。
 これから、その方のお宅に伺って一座のお助行を勤め、23時過ぎのフライトで日本に向かう。1日の7時半に成田に到着する予定で、そのまま横浜に戻り、10時からの月始総講を勤めさせていただく予定。

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