夕方、ひろし君が新事業をスタートするという方々を連れてお参詣され、面会させていただいた。パワフルな方々で、胸が躍った。それぞれ奥さまやお子さままで連れてお参詣くださり、本当に有難い。ビジネスをする環境としては、まだまだ厳しい社会情勢の中で、人と人との絆を大切にして一歩一歩前に進めていただきたい。事業を一緒にする人たちが、お寺に集まってキックオフするなんて、なんて素敵だろう。最先端の分野での事業だが、必ず道を切り開いてくれると期待している。
私は、明日の総回向の前に御尊像の御塵払いのご奉公をさせていただいた。本堂では100本祈願中のお看経が続いていて、御題目の御声が響いていた。お看経を背にしながら、お祖師さまへのお給仕。慌ただしい時間が、まるで止まってしまったかのように感じる静謐な時間と空間。何ともいえない気持ちになる。
青少年の一座以降、参加した戸塚教区の佐藤さんから100本祈願リレーがはじまっている。佐藤さんは9月1日から100本祈願を開始された。今回は本当に厳しかったと仰っておられたが、それでも100本祈願を終える頃にはお教化ができていたのだからスゴイ。そして、佐藤さんに続いて、お教化子のOさんが100本祈願をスタート。このOさんは、まだご信心をされて1年にも満たないのに、今やお看経では他のご信者さんをしのいでしまうくらいすごい方。最大手の広告代理店に勤めておられて忙しいこと極まりないのに、とにかく御題目口唱の妙味を実感し、ずーっとお看経してくださる。本当に、ありがたい。また、上星川教区のKさんも、いつものように透き通るような声で100本気願をされておられた。
御塵払いを終えて本堂から階下へ。寺務所の前で若いご夫婦にご挨拶をして通り過ぎようとすると、「あれ?」「え?」「あぁー!」と。ヨウコちゃんだ。新婚で、お寺にお参詣して。まぁ、また綺麗になってぇ。ご主人も本当に「いい男」で、結婚の前からヨウコのことを頼んでいる。看護士として活躍しているヨウコ。二人は遠くに住んでいてなかなかお参詣できないが、仲良く暮らししているのが何より。そして、横浜に来たらお参詣。嬉しくて、「ちょっと、写真を撮らせてよ」と言って写メさせてもらった。
彼女が高校生の頃のことを思い出すと、今の幸せが夢のようだ。辛いこともあったけど、辛いことがあったからこそ、定業能転、つまり、彼女は本当に乗り越えたと思う。大人になったヨウコから丁寧にご挨拶を受けると、なんか気恥ずかしくなるが。久しぶりに会えて、うれしかったよ。しっかりした大人になった。二人で幸せになってください。お参詣、ありがとうございました。
さ、御法門、御法門。
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