2009年9月7日月曜日

長松寺での国際交流

 長松寺は、佛立開導日扇聖人が晩年に住まれた御館。その御戒壇は、「三方開き」といわれる本門佛立宗独自の形式を開導聖人お自らデザインされたもの。明治16年11月26日、開導聖人は講有位はそのままであったが現喜師に後事を委嘱して、明治17年(1884)年2月11日に下京区麩屋町通り綾小路下ル俵屋町西側の借屋を法宅として引越された。今年で125年の間、「由緒寺院」となった長松寺を護持させていただいてきた。一口に「125年」と言っても簡単ではない。長松小千代お祖母さまのご奉公などを考えると、まさに「命がけ」の護持ご奉公だった。
 その長松寺で、8月25日の夜、地域代表者の方々と京都近郊の青年会、有縁の方々に呼びかけて、国際交流会を開催させていただいた。野崎淳慧師、松本現薫師を中心にして、企画をまとめ、ご奉公くださった。これまでも何度か開催されており、「長松寺カフェ」として下種結縁や法灯相続、信心増進の場としてご奉公させていただいている。こうしたご奉公は、絶対に未来を担う若い佛立菩薩を励ますご奉公だと思って。
 今回も、開導聖人護持の御宝前に於いて、一座の口唱会を開催させていただいた。前回から、海外にまで広がる佛立信心の姿、その中心となってご奉公されているリーダーの方々に「導師役」を勤めていただいて、開導聖人にお喜びいただこうという主旨の一座である。
 松本海外部長に導師座にお座りいただき、日本語にて総言上をしていただき、続いて私が鑒座で英語の言上。そこから、淳慧師や現薫師ならではの企画。「リレー祈願」のように、スリランカがブラジルを、ブラジルが韓国を、韓国がイタリアを、イタリアがブラジルを、というように、それぞれの国で特にお助行を続けているご病気の方や問題を抱えた方の名前を、別の国の代表者に、その国の言葉でご祈願言上していただいた。シンハラ語、ポルトゲス、ハングル、イタリア語。開導聖人は、目を丸くするどころか、「よし、ここまで来たか」と喜んでおられると確信する。
 それから、国ごとの国旗が置かれたテーブルに分かれて、日本の青年会たちと交流する。通訳も上手に入って、それぞれの思いや質問を彼らにぶつけていく。それを、楽しむかのように代表者たちが答えてくれている。本当に、嬉しい光景だった。
 まだまだ、書き足らないが、書いておかないと、あまりにも時間が早く経ってしまうので、書いておいた。長松寺のカフェは、特に博子姉さんのおかけで開催された。いつも、そうだが…。また、たくさんのご奉公をいただいた。本当に、ありがたい。
 いま、イタリアのヴァレリオからメール。嬉しいメールだ。真心の交流が、いつかきっと、もっともっと大きなうねりを起こしてくれると信じている。


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