ゾウと会ったゾウ。
お助行の途中で象に出会えるのもスリランカの醍醐味ですね。
今日は野生の野良ゾウではなく(キケン)、お寺で育てられている象に会いました。
大きい。
なかなかこの距離で見ることはありません。
仏典などを拝見すると、特に気の猛った象は、ライオンなどよりも恐れられています。
怖いわ。
でも、悪知識よりは怖くない。
かわいいものかな。
日蓮聖人の「星名五郎太郎殿御返事」には、「仏の曰く、悪象等に於いては畏るる心なかれ。悪知識に於いては畏るる心をなせ。何をもっての故に、悪象はただ身をやぶり心を破らず、悪知識は二つ共に破る故に。この悪象等はただ一身をやぶる。悪知識は無量の身、無量の心(意)をやぶる。悪象はただ不浄の臭き身をやぶる。悪知識は浄身および浄心をやぶる。悪象はただ肉身をやぶる。悪知識は法身をやぶる。悪象のために殺されては三悪に至らず。悪知識のために殺されたるは必ず三悪に至る。この悪象はただ身の為のあだ也。悪知識は善法の為にあだ也と。」とあります。
ダンマパタの第23章の象の章には、林の中を歩く穏やかな象さんをお喩えくださっています。
「愚者と交わるくらいなら独り歩め。林中の象のように、悪をせず小欲にして、独り歩め。」
すっごいお言葉。
真理と信念がもたらす自由。
象さん、可愛かったです。
穏やかだったし、悪知識に比べたら、本当にかわいいものでしたー(笑)。
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