2019年10月6日日曜日

55年前の親子の写真





















































陸路、リオデジャネイロに到着しました。タウバテから約3時間半。街には独特の危険な雰囲気があります。


ホテルにチェックインして荷物を開き、シャワーを浴びていたら午前1時になっていました。


土曜日のタウバテ佛立寺の70周年は、たくさんのお参りをいたたいて、盛大に奉修することが出来ました。ホッとしております。


佛立寺ご住職のマセド信徳師をはじめ、献身的なご信者方が異体同心でご奉公くださった成果です。隅々までご奉公が行き届いていて、感動しました。


タウバテの佛立寺には特別な想いがあります。


日颯上人と日博上人がこの地を訪れたのは1955826日のことです。昭和30年。この夜、お二人はここに宿泊された。ブラジルの8月は冬ですが蚊がひどかったそうで、日颯上人が新聞紙を切り抜いて蚊帳を作ったというエピソードが残っています。


しかも、それから9年後の1964年。満身創痍の日博上人は死に瀕しても今一度ブラジルへ渡航することを決意。しっかりとブラジルと日本の架け橋を受け継いでいただかなければならないと娘を看護師役にしてブラジルへ渡航しました。私の母を連れて、小田原の佐野さんが随行くださって、ブラジルに来られました。


その55年前。タウバテの佛立寺の、今でもある、入り口から本堂まで続く一本の道を歩く、日博上人と娘である寿美江の、印象的な写真があります。本当に、美しい写真です。私が生まれる5年前にここで撮影されました。


日博上人は若くして亡くなられました。私も会ったことはありません。私が生まれる2年前に亡くなられました。61才のご遷化で、ブラジルのことはもちろん、日本のことも含めて、なさりたいことがたくさんあったはずでした。あまりにも、命を削ってしまわれた、早すぎるご遷化でした。


お会いしたことはありませんが、不思議なくらい私は日博上人をとても身近に感じます。意志なのか、遺志なのか、意識なのか。本当に命は受け継がれて、続いてゆくのが、私たち佛立教講なのだと、ハッキリと分かります。時空を超えてゆく命がたくさんありますね。ありがたいことです。


全文は掲載できませんが、マセドご住職、大槻マリオ佛立寺事務局長、ブラジル教区の東原エヂソン理事長から素晴らしいスピーチがありました。ありがとうございます。


佛立寺で教正師のお子さん、フェリペ君と会うことが出来ました。感激しました。本当に、会いたかった。日本でいつでも待ってるからね(涙)。


明日は朝11時からリオデジャネイロ・イタグアイ法昌寺にて御会式、あわせて60周年記念法要です。ご住職はカルドソ伯栄師。


リオでご奉公するのは特別。危険な街なのです。本当に、伯栄師すごいです。


たくさんの方々と出会い、笑い合い、確かめ合うことが出来ました。ユキちゃんとも、39年ぶりに会うことが出来ました。嬉しかったです。


とにかく、明日しっかりとご奉公させていただきます。


ありがとうございます。

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