やったー‼️
現地のガイドさん、通訳、何もなし、一人きりでイギリス国立公文書館で登録カードを作り(3年有効)、しかも時間の無い中、幕末の、あのイギリス公使だったハリー・パークスの外交文書、しかも海援隊の藩論を絶賛した部分を、手にしたー‼️
やったー‼️
やったー‼️
もう泣けますー(涙)。
一人で興奮して、飛び跳ねていました。
京都佛立ミュージアムの館長として、『仏教徒坂本龍馬』の著者として、これは本当に、本当に、本当に、嬉しいことでした。
幕末史の研究家でも、パークスの書簡の実物なんて、なかなか手に出来ません。しかも、歴史の闇に葬られていた『藩論』を絶賛した部分なのです。
あの時(慶応3年11月15日以降)、異能のサムライ集団・海援隊や坂本龍馬の主張を絶賛したのは、パークスと長松清風くらい。
なぜなら、龍馬が暗殺されてしまうと、彼らのことなど忘れ去られて、むしろ海援隊の書物などは発禁にされたのだから。悲しいかな多くの隊士たちが不遇の中で果てたのです。
だから、パークスのこの書簡と、長松清風の書き遺した指南書が、何よりも貴重なのでした。
本当に、本当に、嬉しかった‼️
時間がなくて無理だと思っていました。刻一刻とタイムリミットが近づいていました。もうダメだ、と思ったギリギリのタイミングで、公文書館の奥深くから出てきた。
なんでこんなにすごいこと、テレビ番組にならないのだろう(汗)。
私が見つけられたのは関家新助先生のおかげです。数十年前、関家先生も一人ここで調べておられたのかと思うと感慨無量でした。
ロンドンでの2日間は海外部長としてではなく、京都佛立ミュージアムの館長として、世界最大級、しかも当館と同じ入場無料の大英博物館に通い、同時に英国国立公文書館にアタックしました。
京都佛立ミュージアムで開催してきた「坂本龍馬と仏教展」「長松清風展」「維新外伝」の確固たるエビデンスを手にし、さらに社会的・学術的な信頼も増します。
世界を席巻した大英帝国の首都。人類史の光と影。まざまざと垣間見て、胸に刻みました。
とにかく、世界中、キュレーターたちは人格者が揃っています(笑)。本当に優しくて、みんな好奇心と探究心があって、慎重かつ丁寧‼️いろいろと教えてくれてありがとう‼️
本当に、よかった。うれしいです‼️
パークスの触った、パークスが書いた書簡をめくり、彼の筆致を追う気持ち。一人で本を書いてきた人間として、もう何とも言えなかった。膨大な本を読みましたが、実物が伝えてくれるものは別格です。このことはまたゆっくり書きます。
ブラジルでのご奉公からロンドンでの調査・研究へ。成果があって、本当にうれしい(涙)‼️
ギリッギリで車を返して、ターミナルに滑り込みましたー。今回もオンラインチェックインをしておいてよかった。最近は国際線でもフライトの1時間前。これではまた乗り遅れます。
送迎バスの女性運転手さんがF1レーサーのようなコーナーリングで、みんなのスーツケースが5つ飛び出しました。それを足で止めて老夫妻が喝采してくれるという(笑)。ありがとうございます(笑)。
直行便は高くて満席。キャンセル待ちをしていましたが、前に6人も待っているというので諦めました。ロンドンからフランクフルトを経由してやっと帰国します。
超猛烈な台風が日本に迫っていて、予定していた空港には降りられないかもしれません。連絡しました。
とにかくあと少しで日本です。
ありがとうございます。
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