2016年12月26日月曜日

涙の御法門

涙の御法門。


泣いて、泣いて、泣けて、泣けて、松本御導師の涙の御法門が、ブラジル中央寺院サンパウロ日教寺の本堂に響きました。


本堂中が涙に溢れました。


松本御導師のその温かいお気持ちは、全員に伝わったと思います。


ブラジルHBSは、かけがえの無いご住職方を失いました。


その損失、喪失は、みんなに深い哀しみを与えていたに違いありません。


御導師方も、教務さんも、奥さま方も、ご信者さんも、強い。


しかし、松本御導師の涙の御法門は、みんなの心にしまっていた哀しみを、深く深く癒してくれたのだと、局長さんや副局長が言っておられました。


心の底から。


こちらも心、あちらも心。


心しかないのだから。


異体同心。


これが異体同心。


学ばせていただきました。


高崎御導師がご挨拶くださいました。


「私たちは3人を失って、深く深く哀しんでおりました。しかし、今回ブラジルに来てくださったことで、本当に心から励まされました。


私たち教務は、これから一人ひとり3倍のご奉公をいたします。彼らの分までご奉公いたします。


ブラジルHBSにとって今回の出来事は大変な悲しみであり喪失ですが、このことが竹で言えば大きな重要な節となって、必ずやブラジルHBSのさらなる発展となるように、一層の信心改良をさせていただいて、ご弘通ご奉公に精進する覚悟です。


ありがとうございました。」


凄まじい御礼のご挨拶でした。


今回のご奉公で、何か皆さんのプラスになれば、もう言うことはありません。


最晩年の日博上人も、重篤な病を抱えながら、危機に陥っていたブラジル本門佛立宗のために渡航されました。


随行は長女の寿美江、小田原の佐野さんでした。


今回の大変な出来事にあたって、ブラジルに来させていただけたことは、日博上人の御50回忌の年にあって、報恩ご奉公の一分になったのではないかと愚考しています。


「我が身を下りて人を立て、徳は人にゆづりて、苦労は我に引き受くるやうにするを、本因妙と申し候」


危機にあって、馳せ参じるのが、普段お給仕いただいている者の在り方である、佛立教務である。


日博上人も先住日爽上人も、そのように教えておられました。


そして、最大の不幸を最高の幸せにするのが、このご信心である。


泥をなめろ、苦労を背負え。


泣き言は言うな、泣きながら笑え。


水に溺れる人を見れば共に水の中に入り、火に焼かれる人を見れば共に火に入って救うのだ、それが佛立の菩薩行だ。


この教えを聞いたことはあっても実践する人は少ないのです。


先師の歩んだ道を、そのとおりに歩むから、現証の御利益が次々と顕れて、ご弘通が進むのです。


これが佛立魂。


佛立の魂です。


「努々(ゆめゆめ)退く心なく、恐るる心なかれ」


大小の苦難や困難に遭い、そこで初めて肝を潰し、信心を破るような臆病でどうする。


いつも、言っているではないか。


いま、私たちが大きな苦難にあっていたとしても、無常は無常、昨日は人の上、今日は身の上、真実の道を真実に歩めば、必ずや無常の中に永遠を見る。


私も、教竜師、伯是師、教正師の分を背負って、これからさらに3倍のご奉公をさせていただこうと思います。


この出来事が、今年そのものが、人生の大きな節となって、さらに佛立仏教の興隆、広宣流布、一天四海皆帰妙法のために身命をなげうち、生まれ変わり死に変わりしてきた中で、「こんな生き方、はじめて出来た!」と言えるように、生き直したいと思います。


「泣き顔なんて、乗せたらあかんがな」


と言っておりますが、載せます(笑)。


いま、ブラジル教区の皆さんにお見送りいただいて、サンパウロの空港に入りました。


あと1時間ほど待って、スイス経由で日本に帰国します。


する予定です(汗)。


飛行機事故が相次いでいますので、何とか無事に帰国したいと思います。


ありがとうございます。


本当に、ありがとうございます。

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