いま相模原からの帰り道です。
分かっていたはずの、ありがたいご遷化なのに、ありし日の御導師とのお姿や会話が思い浮かび、泣けて仕方がなかったです。
本当に、ささやかな思い出が浮かび、涙が溢れました。
先住がご遷化になられた直後、相模原まで何度もお迎えに来させていただいて、廊下の向こうから歩いてこられるお姿。
妙深寺の庫裡の二階で、お蕎麦を召し上がれているお姿。
ちょっとだけおつゆに七味を入れられているお姿。
妙深寺からの帰り道、バックミラーに映るお休みになられているお姿。
きっと妙深寺のご奉公でクタクタにお疲れになられていたのだと思います。
妙現寺の正面で車にお乗せする瞬間や泊りがけで妙深寺のご奉公にお越しいただいていた頃のホテルのお部屋でのやりとり。
『佛立魂』の題字、巻頭の文章をお願いした時のこと。
なぜか瞬間瞬間の、フトしたお姿、光景を思い出して、もう二度と拝見できないと思うと涙が溢れて仕方ありませんでした。
このお見送りのご奉公を通じて、最後の最後までご信心を教えていただいたように思います。
身をもって、また本当に大切なことに気づかせていただきました。
ただただ、感謝しかありません。
かくなる上は、さらに信心を改良し、本当の本当にご弘通に身を捧げ、その実を上げてゆく覚悟です。
ブラジルの若いご住職方が亡くなられ、その直後に鈴江御導師もご遷化になられました。
御導師は慈悲に満ちたお方ですから、寂光へ道を急ぐ彼らと共にあり、初めて先師上人にお目通りするご住職方を導き、ブラジルで立派なご奉公をなさってきた彼らなのだと、日博上人や日水上人にお口添えくださることでしょう。
きっと。
そう信じています。
とにかく精一杯やります。
よろしくお願いいたします。
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