細かな改良。
毎日、ここを直したい、ここを改めないとと、細かな改良に目がいきます。
これは、ご信心のおかげもありますが、若い頃に学んだこと、スポーツのおかげもあると思います。
横浜博覧会の海のパビリオンでデモンストレーションをして、Fräulein JET SKI TEAMの活動はクライマックスを迎えました。
その後、僕はプロとなり、青山のスポンサーのオフィスで、ミーティングしていた時のこと。
20才になったばかりでした。
「長松くん、レースではコーナーがいくつあるんだい?」
「はい、12個くらいだと思います。」
「では、その1つのコーナーで0.1秒タイムを縮めることは出来るかい?」
「はい、何とか出来ると思います。」
「そうか。仮に12のコーナーがあるとして、1つのコーナーで0.1秒タイムが縮められるなら、1周で1.2秒も縮められることになる。1コーナーで0.5秒ならどうですか?そうすれば勝てるじゃないか。キミはそのことに気づいていない。まだまだコーナーリングに雑なところがある。もっと1つのコーナーリングの中で、腕の位置、足の入れ方、体重移動、ライン取り、全てを見直して、1秒タイムが縮められるようにしなさい。」
なんかとっても腑に落ちて、自分では出来ていると思い込んでいたコーナーリングですが、自分の細かな動きに目を向けて、もっと良くなる、良く出来ると、徹底的に練習を繰り返していました。
お看経でも、言上でも、拍子木でも、木琴でも、もっと改良できる。
姿勢が悪い、声の出し方がおかしい、唱え方にクセがある、ほんの数秒ズレている、打つ位置がおかしい、いろいろなところに改良点があるはずです。
「出来ている」と思い込んでいるところに盲点があります。
生きている間、人間は改良できる、もっとよくなれる。
時間が空いたらヘタになる、思い込んだら成長も止まる。
若い頃の言葉は、フトした瞬間に思い出されて、それが全く別の分野のように思えるところでも生かされているのを感じます。
寒さにもマケズ、丈夫ナカラダヲモチー。
タフな寒参詣、自分に負けず頑張りましょうー。
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