寒風の吹きつける桂川の橋の上。
汗ばむ夏から、凍てつく古都の冬。
気持ちは動かず、ただ季節だけが過ぎてゆくというのはこういうことなのだと思います。
今日は教区御講の後で新幹線に飛び乗り京都へ。
京都地方裁判所の法廷にご一緒して、夏の事故の判決を傍聴してきました。
その後、先輩と一緒に桂川の橋へ行き、ご回向の一座を勤めさせていただきました。
写真も何もありません。
ただ、無常を痛感し、ご遺族のお気持ちを察しながら、いま生きている者の尊さと責任の大きさを感じて、お支えしなければと思っていました。
南無妙法蓮華経。
明日は京都も雪の予報です。
朝から宇治に行き、お昼には新幹線に飛び乗って横浜へ戻ります。
すべてはつながっているとしても、まだその意味を見出すには早すぎます。
言葉にしてはいけないこともあります。
ただただ、心と季節の歩みが近づくように。
悲しみを、生きる力に変えられる日が少しでも早く訪れるように、すぐそばにおります。
南無妙法蓮華経。
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