2017年1月24日火曜日

佛立宇宙兄弟

一年の中でちょうど今だけ、朝7時前になると窓から昇ったばかりの太陽の光がお祖師さまのお顔を照らします。


いつもとは違って、じっくり、ゆっくり、でもほんの少しの時間だけ、巨大な地球が宇宙に浮かび、回っていることを実感できる瞬間です。


あぁ、美しい。


あぁ、ありがたい。


人間が地球を外から見られるようになってから、まだ50年とちょっと。


人間が月の上に立ち、そこから地球が昇るのを見たのは1969年。


視点を変えると人間は成長するはずですが、なかなかそうはなりませんね。


法華経迹門理体実相の御法門でさえ、宇宙船は無くても地球を一つの生命と捉え、すべてを俯瞰して見渡す智慧が説かれています。


「大虚(そら)は顔 月日はまなこ 山は鼻 海山かけて我身なりけり」


立花隆さんの『宇宙からの帰還』(中公文庫・https://goo.gl/tg0Qft)を読むと、地上の偏狭さが分かります。


同時に、宇宙から地球を見た宇宙飛行士たちの衝撃的な体験、視点を変えたことによる覚醒、精神の次元上昇に驚きます。


真っ暗な、真っ暗な宇宙を、生命を抱きながら運行している地球。


太陽の光を受けているとはいえ、孤独な旅をしている地球を愛しく感じます。


かけがえのない地球。


その上で、何をしているか。


宇宙から見たら国境は無く、中東には本当に国境線になにもない地域が続きます。


地図を見ても国境がまっすぐ。


WWⅡの後、いろいろな思惑が絡み合って引いた国境線。


民族や宗教による戦争や大国の代理戦争、情報戦、歴史戦。


ご信心を通じて、御本尊に向かい御題目をお唱えしながら、地球人としての普遍的な価値観、佛立菩薩としての使命に気づけたらいいですね。


昨夜は遅くなりましたが、とっても有意義な会食でした。


また素晴らしい出会い、時間となりました。


ご案内いただいたとおり、南青山の人気フレンチレストランに、教区御講と同じ格好で伺ったので、他のお客さまにはコスプレかと思われたかも(笑)。


驚かせたら、ごめんなさいー(笑)。


今夜はNHK文化センターでの講義です。


昨日お電話をいただいて担当の方とお話をしていたら、今回も20人前後を定員としているそうです。


大勢の方に講演するのではなく、NHKでは一人ひとりとの距離、近しく、親しく対話できる講義を目指しているということで、ほとんどの講義がこのくらいの定員だそうです。


なるほどー。


大勢の前で講義をするだけであれば、「NHKの番組を見たらいい」ということになるのだそうです。


そのとおりですね。


ですから、今日はじっくりと、来てくださる方々とお話できればと思っています。


ありがたいです。


ありがとうございます。

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