そのまま清護寺の次長さんにご案内をいただいて市立気仙沼小学校に移動して物資を下ろしました。ちょうどラーメン義援隊の方々が被災者にラーメンをふるまっているところで、長蛇の列が出ていました。報道のカメラもその模様を取材していました。体育館の中には整然と物資が並べられていて、特にペットボトルの水は豊富。先方も「すでに水はあります、衣類もあります」と仰っていました。よかったです。おむつや生理用品を下ろしました。
次に気仙沼市民会館に移動。市の方々と窓越しに荷物を受け渡し。何よりも喜ばれたのは「ふりかけ」でした。配給のおにぎりなどにつけて、そのまま食べられます。カップ麺などお湯を使わなければならない食材は、やはり「残念ながら今は無理です」とのことでした。
さらに気仙沼中学校に移動して、体育館の中に物資すべてを下ろしました。市の職員の方々にも手伝っていただいて、本当に、あたたかい、有難いご奉公が出来ました。「清護寺です」と言わせていただけることが、うれしい。気仙沼に清護寺あり。宮古でも釜石でも石巻でも、本当に苦労されながらご奉公されていると思います。とにかく、津波被害で家を失った方々に希望を持っていただくことができれば、これほど有難いことはありません。
この小中学校で1000人の方々が避難生活をされておられるそうです。
当初から申しておりますとおり、求められる物資は時々刻々と変化します。行政や自治体の活動も活発です。防寒着等の衣類は足りてきているようです。新品の下着を用意していきましたが、それも足りているというニュアンスでした。
赤ちゃんに限ると、おむつは豊富に届いているようです。無いのはおむつのバーと仰っていました。ほ乳瓶、粉ミルクも場所によっては豊富です。
大人になりますと、第一に求められていたのが「靴」でした。津波から逃れた方々は、清護寺のご信者さんですら靴がありません。サンダルで逃げたまま。女性用22,5,23、23,5センチの靴が欲しいところです。男性用として長靴は少し持って行きましたが、とても足りないようでした。
乾電池は常に求められています。特に単一。老眼鏡もありません。困っておられました。ブラシやクシ、髪留めもないそうで、女性が困っておられました。
水が通るようになれば石けんやシャンプーが必要になります。すでに持って参りました。バスタオル、タオル、男女問わず新品の下着などが求められていました。とにかく、水や防寒着よりも、今は調味料やふりかけ、電池、靴、燃料、新品の下着などです。
これからは、何よりも、心のケアが必要になってきます。お互いに支え合うこと、信じること。
みなさんが元気になるようなご奉公がさせていただければいいのですが。よろしくお願いいたします。
1 件のコメント:
ありがとうございます。
ご無事で帰山され、なによりです。
最新の情報を頂き、参考にさせて頂きます。
信翠拝、
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